本の紹介(女性作家か行)
ニュータウンは黄昏れて:垣谷美雨著のレビューです。 ニュータウンは黄昏れて(新潮文庫) 作者:垣谷 美雨 発売日: 2015/12/18 メディア: Kindle版 夢のマイホームも年を取り.... バブルの時にどんどん建ったマンション物件等々、そろそろ築30年くらいにな…
日没 :桐野夏生著のレビューです。 日没 作者:桐野 夏生 発売日: 2020/09/30 メディア: 単行本 やっと辿り着いたラスト、しかしそこでもまた..... 読み終えたところで、あまりに救われない気持ちがして、昨年記事にした「王様のブランチ」の桐野さんへのイ…
大きな鳥にさらわれないよう :川上弘美著のレビューです。 大きな鳥にさらわれないよう (講談社文庫) 作者:川上 弘美 発売日: 2019/10/16 メディア: 文庫 川上弘美の「新しい神話」とは? まずはあらすじを。 遠く遙かな未来、滅亡の危機に瀕した人類は、「…
私は女になりたい: 窪美澄著の感想です。 私は女になりたい 作者:窪 美澄 発売日: 2020/09/16 メディア: 単行本 14歳も年下かぁ・・・そんな恋愛に挑むこと自体スゴイ! 読んでいてしんどいなぁ、痛いなぁ、ヒリヒリするなぁ、と言ったものが窪作品の特長な…
彼方の悪魔:小池真理子著のレビューです。 彼方の悪魔 (中公文庫) 作者:小池 真理子 メディア: 文庫 ペストと誘拐。一見、なんの繋がりもないものが..... 図書館のリサイクル本で積んだままになっていました。なんと昭和62年の作品、ずいぶんとまた古い作…
浪漫的恋愛 :小池真理子著のレビューです。 浪漫的恋愛 (新潮文庫) 作者:真理子, 小池 発売日: 2003/05/28 メディア: 文庫 恋によって狂った人々の姿が強烈に私たちの心に刻まれていく 小池さんの濃厚な恋愛小説、久しぶりに読みましたが、やぁ、、しばらく…
たおやかに輪をえがいて:窪美澄著のレビューです。 たおやかに輪をえがいて (単行本) 作者:窪 美澄 発売日: 2020/02/18 メディア: 単行本 平凡な人物を小説という舞台で輝かせる窪作品の凄み! 物語の主人公が個性的な人物なら、その個性を武器に描いていく…
真鶴 :川上弘美著のレビューです。 真鶴 作者:川上 弘美 発売日: 2006/10/30 メディア: 単行本 読み終わったばかりなのに、もうこの小説が恋しいのはなんだろう。 「濃淡のぐあいが、ふしぎな話ですね」 「あかるいはずなのに、みえない。影ができていると…
夫の墓には入りません:垣谷美雨著のレビューです。 夫の墓には入りません (中公文庫) 作者:垣谷 美雨 出版社/メーカー: 中央公論新社 発売日: 2019/01/22 メディア: 文庫 夫の死後、親戚との距離の取り方はどうする? ことごとく話題になっている身近な問題…
某: 川上弘美著のレビューです。 某 作者:川上 弘美 出版社/メーカー: 幻冬舎 発売日: 2019/09/12 メディア: 単行本 設定が結構斬新!?ちょっと理解するのが難しかったかな~~ 川上弘美さんの作品はまだ数えるほどしか読んでいませんが、こうい作風もあり…
とめどなく囁く:桐野夏生著のレビューです。 とめどなく囁く 作者:桐野 夏生 出版社/メーカー: 幻冬舎 発売日: 2019/03/27 メディア: 単行本 忽然と消えた夫。生きているのか?いないのか?ずーっと引っ張られた! 2段組み445頁ものです。本を開けた瞬間「…
路上のX:桐野夏生著のレビューです。 路上のX posted with ヨメレバ 桐野夏生 朝日新聞出版 2018年02月07日 Amazon Kindle 青少年が居場所を失うということはどういうことなのか? ネット上で知らない人の家に泊めてもらう少女の話を耳にすることがある。普…
刺繍小説:神尾茉莉著のレビューです。 刺繍小説 posted with ヨメレバ 神尾 茉利 扶桑社 2019年07月01日 Amazon Kindle 刺繍が登場する小説って結構多いのですね! 読み物というより、私には鑑賞本といった印象が残りました。 内容は “刺繍小説”とは―刺繍が…
いるいないみらい:窪美澄著のレビューです。 いるいないみらい posted with ヨメレバ 窪 美澄 KADOKAWA 2019年06月28日 Amazon Kindle 幸せって?今ある状況を受け入れてますか? 深刻なテーマを、敢えて「ひらがな」で表記したのでしょうか?なにかほわん…
抱く女:桐野夏生著のレビューです。 抱く女 posted with ヨメレバ 桐野夏生 新潮社 2015年06月30日 Amazon Kindle 70年代の若者たちの日々を描く 70年代はまさに桐野さんが学生時代を過ごしていたとのことで、ご自身をモチーフにし、その時代の学生たち…
月と雷:角田光代著のレビューです。 月と雷 posted with ヨメレバ 角田光代 中央公論新社 2015年05月23日 Amazon Kindle もしあの時…が終始頭の中をよぎる小説 もし、あの時あの人と関わっていなければ、自分の人生どうなっていただろう?なんてことを、ふ…
平凡:角田光代著のレビューです。 平凡 作者: 角田光代 出版社/メーカー: 新潮社 発売日: 2014/05/30 メディア: 単行本 この商品を含むブログ (12件) を見る ああ、なんて人生は奥行き深いのだろう 6つの話はどれも同じテーマを描いているのだけど、それぞ…
光のうつしえ 廣島 ヒロシマ 広島:朽木祥著のレビューです。 光のうつしえ 廣島 ヒロシマ 広島 作者: 朽木祥 出版社/メーカー: 講談社 発売日: 2013/10/12 メディア: 単行本 この商品を含むブログ (7件) を見る 最後に交わした言葉や姿を思い出しながら、い…
薔薇とビスケット: 桐衣朝子著のレビューです。 薔薇とビスケット 作者: 桐衣朝子 出版社/メーカー: 小学館 発売日: 2013/05/15 メディア: 単行本 この商品を含むブログ (2件) を見る 現在から昭和13年の芸者置き屋にタイムスリップ 25歳の竜崎徹は介護…
姑の遺品整理は迷惑です:垣谷美雨著のレビューです。 姑の遺品整理は、迷惑です 作者: 垣谷美雨 出版社/メーカー: 双葉社 発売日: 2019/02/20 メディア: 単行本(ソフトカバー) この商品を含むブログを見る 遺品整理から初めて知る姑の姿とは 垣谷さんの小…
ロンリネス:桐野夏生著のレビューです。 ロンリネス posted with ヨメレバ 桐野夏生 光文社 2018年06月01日 Amazon Kindle 読めば読むほど世界が縮む ご近所トラブルの多い街ランキングで、まさにこの小説の舞台であろう街が上位に入っている。「そんな理由…
バラカ:桐野夏生著のレビューです。 バラカ 作者: 桐野夏生 出版社/メーカー: 集英社 発売日: 2016/02/26 メディア: 単行本 この商品を含むブログ (7件) を見る ◆どこか異国の雰囲気を纏うというこれまでとひと味違った震災風景 ふぅー、長く重々しい小説で…
母のあしおと:神田茜著のレビューです。 母のあしおと (単行本) 作者: 神田茜 出版社/メーカー: 集英社 発売日: 2018/08/24 メディア: 単行本 この商品を含むブログを見る 人はその時、その立場によって様々な顔を持って生きている。 誰かの視点で母の人生…
これでよろしくて?: 川上弘美著のレビューです。 これでよろしくて? (中公文庫) 作者: 川上弘美 出版社/メーカー: 中央公論新社 発売日: 2012/10/23 メディア: 文庫 クリック: 2回 この商品を含むブログ (12件) を見る 残り少なくなったマヨネーズと心の中…
じっと手を見る:窪美澄著のレビューです。 じっと手を見る 作者: 窪美澄 出版社/メーカー: 幻冬舎 発売日: 2018/04/05 メディア: 単行本 この商品を含むブログ (1件) を見る ◆いろんな意味で八方塞がりな息苦しさが・・・ それはその土地柄なのか?それとも…
紙の月 :角田光代著のレビューです。 紙の月 作者: 角田光代 出版社/メーカー: 角川春樹事務所 発売日: 2012/03/15 メディア: 単行本 購入: 1人 クリック: 13回 この商品を含むブログ (44件) を見る ◆横領事件を起こした女性… 何故か責める気にならなかった…
ウィステリアと三人の女たち:川上 未映子著のレビューです。 ウィステリアと三人の女たち posted with ヨメレバ 川上 未映子 新潮社 2018年03月30日 Amazon Kindle 切ない風味が増すほど美しく 足元が不安定、おぼつかない足取りでゆらゆらと歩いていると突…
私はあなたの記憶のなかに:角田光代著のレビューです。 私はあなたの記憶のなかに 作者: 角田光代 出版社/メーカー: 小学館 発売日: 2018/02/26 メディア: 単行本 この商品を含むブログ (1件) を見る ◆あの時の大人の事情があることをきっかけに判ることも…
死の島:小池真理子著のレビューです。 死の島 作者: 小池真理子 出版社/メーカー: 文藝春秋 発売日: 2018/03/09 メディア: 単行本 この商品を含むブログ (1件) を見る ◆尊厳死とは? もう一度この本を読めるかと問われたら、答えはNOかな・・・と 感じるほ…
天の陽炎―大正浪漫伝説: 栗本薫著のレビューです。 天の陽炎―大正浪漫伝説 (角川文庫) 作者: 栗本薫 出版社/メーカー: 角川書店 発売日: 2007/02 メディア: 文庫 クリック: 1回 この商品を含むブログ (2件) を見る ◆ベタやなぁ…と何度思ったことか… 久しぶ…