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うずまきぐ~るぐる 

読書書評ブログへようこそ!読んだ本についてのあれこれを思いのままにぐるぐるかきます。

【5時に夢中!エンタメ番付】3月場所(2021年)

 

 

東京MXTVの5時に夢中!で紹介された本や映画を紹介します。

新潮社の中瀬ゆかりさんが番組内のコーナーで、月に1度、3本ほど紹介しています。

以下は、おおまかなあらすじと、中瀬親方が話していたことを簡潔にまとめたものを掲載しています。

 

さて、親方はどんな本を紹介してくれるでしょう。早速見て行きましょう!

 

 

【関脇】あの夏の正解:早見和真

あの夏の正解

あの夏の正解

  • 作者:早見 和真
  • 発売日: 2021/03/17
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
 

 

 ■内容

コロナ禍で甲子園が中止になった夏。
夢を奪われた選手と指導者はどう行動したのか。
「このまま終わっちゃうの」?
2020年、愛媛の済美と石川の星稜、強豪2校に密着した元高校球児の作家は、彼らに向き合い、〝甲子園のない夏〟の意味を問い続けた。退部の意思を打ち明けた3年生、迷いを正直に吐露する監督……。パンデミックに翻弄され、挑戦することさえ許されなかったすべての人に送るノンフィクション。━━Amazonより

 

中瀬さん:

作者の早見さんは元甲子園球児。そんな早見さんが愛媛の済美と石川の星稜、有名な甲子園の強豪2校に密着して書いたノンフィクション作品です。甲子園の夢に向かって必死に努力してきたわけなんですよ。子どものころからずっと野球をやってきているような人達ですよ。それが「甲子園がない」ということにどう向き合ったのか。あるいは、向き合わなかったのか。

 

また、指導者たちの想いにも迫る。誰も経験したことがないから当事者たちの気持ちをはかり知ることってなかなかできないですよね。監督でさえ球児たちにかける言葉を探していた。早見さんが「なんて言いますか?」という問いかけもある。

 

そんなすべての球児たちに向けて「あの夏の意味」を見出して欲しいという願いを元に書かれた作品。早見さん、自分が高校球児だったからこその質問が本当に素晴らしくて、「こんなこと敢えて聞きますけど」「意地悪な質問ですけど」と聞く。それに真摯に向き合う子供たちの答えも凄くて、それが本当に胸を打つんです。

 

最終ページでは、彼らがどういう風にその後の進路を辿ったかなど、ちょっとずつ出て来るんですけれども、そこでほんと、涙が止まらなくなって、それまで溜まっていたものが一気に出て...。

 

あの夏って、高校球児もそうなんですけど、いろんなものが出来なかった夏、他のスポーツもですし、文化的なことも出来なかったですし。「あの夏」っていうのは、結局、甲子園だけでなく、みんなの「あの夏」なんですよね。そのこともすごく刻みながら読みました。とても感動するノンフィクションでした。

 

 

 

 

 

【大関】映画:JUNK HEAD

gaga.ne.jp

 

 ■内容

「監督」「音楽」「編集」など全て一人で7年かけて完成させた作品。生殖能力を失ったことにより、世界の人口は激減。人類存続の作品。

 

中瀬さん:

 

 (あらすじ紹介後)

とにかく出て来るフリーターの造形がすごいキモかわいいと言おうか、動きとかもひとコマひとコマやっているので、なんとも癖になって来て。喋っている言語も何語でもない言葉をしゃべっているんですけど、それがまた耳が慣れてくると、だんだん解るようになってくるっていうか!1時間40分くらいなんですけど、あっという間で、3回くらい観ちゃいました。癖になる、そういう映画です(笑)

 

 

 

【横綱】テスカトリポカ:佐藤究

テスカトリポカ (角川書店単行本)

テスカトリポカ (角川書店単行本)

  • 作者:佐藤 究
  • 発売日: 2021/02/19
  • メディア: Kindle版
 

 

■内容

鬼才・佐藤究が放つ、クライムノベルの新究極、世界文学の新次元!
メキシコのカルテルに君臨した麻薬密売人のバルミロ・カサソラは、対立組織との抗争の果てにメキシコから逃走し、潜伏先のジャカルタで日本人の臓器ブローカーと出会った。二人は新たな臓器ビジネスを実現させるため日本へと向かう。川崎に生まれ育った天涯孤独の少年・土方コシモはバルミロと出会い、その才能を見出され、知らぬ間に彼らの犯罪に巻きこまれていく――。海を越えて交錯する運命の背後に、滅亡した王国〈アステカ〉の恐るべき神の影がちらつく。人間は暴力から逃れられるのか。心臓密売人の恐怖がやってくる。誰も見たことのない、圧倒的な悪夢と祝祭が、幕を開ける。━Amazonより

 

中瀬さん:

 佐藤さんは、以前もエンタメで取り上げたんですけど、10年に1人、30年に1人かもしれない「天才」だと私は思っている。天才作家ってもちろん何人かいらっしゃるんですけれども、間違いなくこの方はその一人。作品は数が少なくて、今出ている本も4冊しかないんでけれども、この作品は数少ない作品の中でも最高傑作です。

 

(あらすじ紹介)

 

中瀬さん:

登場人物が魅力的で、曲者だらけ。それぞれのキャラクターがすごいんです。この中で出て来る残虐な殺しのシーンなども、「こんな手があったか」「こんな描き方するんだ」と。

 

佐藤さんはいつも「鏡」が重要なテーマになっている。「鏡3部作」というような位置づけになるんじゃないかと。この作品から読んで、佐藤さんの作品をコンプリートするのもいいんじゃないかと。

 

私が何故ここまで彼のことを「天才」かと言うのは、その世界観の大きさ。世界文学として、英語とかスぺイン語とかいろんな言語にして出しても十分通用する、ものすごく壮大な物語、そして面白い。是非読んでください。

 

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本日は、ふかわりょうさんの卒業の日でした。4月からの木曜メンバーは変わらないようですが、ふかわさんと木曜メンバーのやり取りは今日が最後。中瀬さん、最後、涙ぐんでいたなぁ。9年って長いですよね。4月からは垣花さんが登場するとか。中瀬さんとはブックソムリエでおなじみの方。「ぶた村」の村民でもあるんですよね。そのあたりの話、テレビでもするのかな~(笑)

 

それでは、また来月!(エンタメ番付けは続くのかな?ちょっと心配)

 

 【過去のエンタメ番付】

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