東京MXTVの5時に夢中!で紹介された本や映画を紹介します。
新潮社の中瀬ゆかりさんが番組内のコーナーで、月に1度、3本ほど紹介しています。
以下は、おおまかなあらすじと、中瀬親方が話していたことを簡潔にまとめたものを掲載しています。
さて、親方はどんな本を紹介してくれるでしょう。早速見て行きましょう!
【関脇】絵本:わたしのげぼく:上野そら
■内容
どんくさい「げぼく」と一緒に暮らすネコの「わたし」。「ほんとうに、しかたのないやつだな。わたしのげぼくは」ともに笑い、時にはケンカし、そして迎える切ない別れ―━「BOOK」データベースより
中瀬さん:
こちら実は新刊ではなく2017年くらいに出ていたんですが、わたし、見落としてまして、最近読んだんですが、大人向けのねこ絵本として発売の時から反響続出で、評判だったんですよね。
(ここであらすじ紹介)
中瀬さん:
これね、猫を飼っている人間で、これに反応しない人がいるだろうか?ってぐらい私は正直涙が垂直に飛んだのは久しぶりっていうか、ピュッと出てしまって、家にいる3匹の猫を引き寄せて、抱きしめて、ただひたすら抱きしめて時間を送った。とっても短くてシンプルな台詞など、何度も読み返し、何度も同じところで垂直に涙が出ました。そういう作品なんで是非。猫好きの方は必読の本だと思います。
【大関】映画:すばらしき世界
■内容
人生の大半を刑務所で過ごし、社会に適応しようとあがく元殺人犯の苦悩と生きざまを実在の人物を元に描いた映画。
(まずは内容説明)
中瀬さん:
一回レールを踏み外したり、社会から排除された時に、やり直す方法はないものなのか?などをすごく考えさせられる、しかも今のコロナ禍で、なかなかうまくコミュニケーションが取れない。人とのつながりをもう一回考えさせてくれる。
【横綱】小説:自転しながら公転する:山本文緒
■内容
結婚、仕事、親の介護、全部やらなきゃダメですか
共感と絶賛の声続々! あたたかなエールが届く共感度100%小説!
東京で働いていた32歳の都は実家に戻り、地元のモールで店員として働き始めるが…。恋愛、家族の世話、そのうえ仕事もがんばるなんて、そんなの無理!答えのない問いを生きる私たちをやさしく包む物語。7年ぶり、待望の長篇小説━Amazonより
中瀬さん:
山本文緒さんは、本当に私、大大好きな作家で、山本さんに不満があるとすれば、これ7年ぶりの新作なんですね。もっと書いて欲しいと思う。待ち望んでいた長編。本当に面白かったです。
(ここであらすじ紹介)
中瀬さん:
山本さんは結婚は「すこしくらい不幸でいい」と言い切っていまして、この人がいないと生きていけないという選択も素敵なんだけど、この人がいなくても生きていけるという選択があってもいいんじゃないかと。
本当にね、(物語の)二人がどうなっていくかとか、ドキドキしながら読めますし、私はとにかく「貫一」が本当に魅力的な男だったなぁと感じ、3回読み返してしまいました。でも、何度も感動するものがある。面白い小説なので是非読んでみてください。
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今年も始めりましたね、エンタメ番付。
動物ものの本は本当に涙なくしては読めない。特にペットを一度でも飼ったことがある方は、今回の絵本は覚悟して読まなければですね。山本文緒さんの小説も、中瀬さんかなり力説していましたよ。これも読みたいなぁ。
ということで、今年もたくさんの本を親方に紹介していただきましょう♪
それではまた来週!
【過去のエンタメ番付】