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うずまきぐ~るぐる 

*** 新しい本との出合いがきっとある★書評ブログ ****

【5時に夢中!エンタメ番付】11月場所(2020年)

 

 

 

東京MXTVの5時に夢中!で紹介された本や映画を紹介します。

新潮社の中瀬ゆかりさんが番組内のコーナーで、月に1度、3本ほど紹介しています。

以下は、おおまかなあらすじと、中瀬親方が話していたことを簡潔にまとめたものを掲載しています。

 

さて、親方はどんな本を紹介してくれるでしょう。早速見て行きましょう!

 

 

 

【関脇】漫画:カラオケ行こ!:和山やま

カラオケ行こ! (ビームコミックス)

カラオケ行こ! (ビームコミックス)

  • 作者:和山 やま
  • 発売日: 2020/09/12
  • メディア: Kindle版
 

 

 ■内容

歌がうまなるコツ教えてくれへん?
合唱部部長の聡実はヤクザの狂児にからまれて歌のレッスンを頼まれる。
彼は、絶対に歌がうまくなりたい狂児に毎週拉致されて嫌々ながら
歌唱指導を行うが、やがてふたりの間には奇妙な友情が芽生えてきて……?
話題の作品が描き下ろしを加えて待望のコミックス化!!――。━Amazonより

 

中瀬さん:

 和山やまさんって、何とも言えない笑いのセンスが素晴らしくって。他の作品もすごいんですけど、別に反社会的勢力をサービスするわけじゃないんですけど、可愛らしいヤクザのグループ・組が出て来て、その狂児と組長の出会いのスピンオフの作品もあるんですけれども、何とも言えない微笑ましい感じで最後まで読ませていただきました。面白かったです。

 

 

 

【大関】世の中と足並みがそろわない:ふかわりょう

世の中と足並みがそろわない

世の中と足並みがそろわない

 

 

  ■内容

どうしても略せない言葉、スマホ画面が割れたままの女性、「ポスト出川」から舵を切った30歳、誰も触れなくなった「結婚」のこと、アイスランドで感じた死生観、そしてタモリさんからの突然の電話…。世の中との隔たりと向き合う“隔たリスト”ふかわりょうの、不器用すぎる歪な日常。━━「BOOK」データベースより。

 

 中瀬さん:

 ふかわ君というのは、こんなことを考えているんだと、ふかわの頭の中身が全部分かる作品なんです。売れないだろうなと思っていたんですけど、これがめちゃくちゃ売れていて(笑)とにかく、日常の歪みとかひずみ、あらゆることをふかわりょうの切り口で斬るとこんな風に考えられるのかという。

 

(ここで内容をいくつか紹介)

 

中瀬さん:

読んでいて、この繊細さ、文学性があるんだけど、笑わせるし、グッとくるし、これだけのエッセイってなかなかないなって。私は全く頼む気がなかったけど、うちの上司がどうしても頼みたいって言うんで伝えたんですけど、結果、私の手柄にしたいくらい。

ちょっとね、みなさんにこの本の感想を聞きたいんですけど。

 

岩井志麻子さん:

(本を手にしながら)ちゃんと持ってますよーサインも入っているし。

勝手にシンパシーというか。私も感じていることを書いていただいた?って感じです。

 

大橋アナ:

私もふかわさんのことをすごく理解したくて拝読したんですけど、解かる部分とふかわさんの「沼」に.....両方あったんですけれども、タモリさんとのお話を読んでいて、タモリさんにお会いしたこともないんですけど、読んでいるうちになんかタモリさんがそっと横に居て、縁側で二人でしゃべっているような気持ちになって来るんですよ。ふかわさんの文章ってなんだろう、人間だけではなくって、物とか動物とか言葉にすごく寄り添って行くんですよ。その愛情の深さっていうのが、こういう面倒臭い人間を....いや、才能に繋がっているんだろうなって(笑)疲れた時に逃げ込みたい!って、湯たんぽみたい。

 

ジョナサン:

今まで読んだ本の中で一位二位を争うくらいの...。テンポ感がすごくよくて、ホントに本が苦手な僕でもスイスイ読めるくらいの、読みやすさもあったし、物事を例えるのが上手だなって改めて思った。(ここで本の内容の一部をジョナさんなりの解釈で披露)

 

ふかわさん:

私は自分をさらけ出すというテーマのもとで書かせてもらいましたが、やはり怖かったんです。さらけ出すのは。そこを石井さんと中瀬さんが「怖くないよ、さらけ出しちゃっていいんだよ」って、私からの不安を全部取り除いてくれた。本当に中瀬さん、ありがとうございました。

 

中瀬さん:

なっ、なんだ、結婚式みたいになって。本当にこれは絶対損はさせない本なので、5時夢ファンじゃない人でも、ふかわさんがキライな人でも読んで欲しいなと思う、そういう傑作だと思います。

 

 

 

【横綱】Netflixのオリジナルドラマ:ペーパー・ハウス

www.netflix.com

■内容

8人の強盗犯団がスペインの造幣局に立てこもった。空前絶後の強盗事件の果てに待つものはとは? 

 

中瀬さん:

人にすすめまくっています。もともとスペインで作られたドラマなんですけど、国民のほとんど観たくらい大ヒットした。とにかく手に汗握る。

 

(ここで内容説明)

 

中瀬さん:

犯罪者なのにめちゃめちゃ応援してしまって.....。正直、私は教授が理想の男性です。これは本当観て損はないドラマなので、是非、観てください。

 

******

ふかわさんの本の紹介は全員丁寧に感想をおっしゃっていたのが印象的です。それを聴くふかわさんも、とても真剣に耳を傾けていました。たまに愛情ある毒舌を混ぜながら、温かく話していたみなさん、改めて仲の良さを感じました。やぁー5時夢らしいなぁ。

ということで、今月はここまで。それではまた来月。

 

 【過去のエンタメ番付】

 

www.readingkbird.com