文庫の新刊案内! 今月発売の文庫本&注目本をまとめました。
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ここでは文庫化された小説やエッセイなどをピックアップして掲載しています。読み逃した本、文庫されるまで待っていた本と出合えることを目指します。※詳細はリンク先のAmazonで。
2024年3月発売
※赤文字は当サイトにレビューありです。
■山本幸久 花屋さんが言うことには (ポプラ文庫)
■石持浅海 女と男、そして殺し屋 (文春文庫)
■畠中恵 いわいごと (文春文庫)
■平松洋子 酔いどれ卵とワイン (文春文庫)
■朝井まかて 白光 (文春e-book)
■中島京子 堤中納言物語 (河出文庫)
■宮内悠介 スペース金融道 (河出文庫)
■伊藤比呂美 日本霊異記・発心集 古典新訳コレクション (河出文庫)
■林真理子 カムカムマリコ (文春文庫)
■土屋賢二 急がば転ぶ日々 (文春文庫)
■北川悦史子 生きとし生けるもの (文春文庫)
■辛酸なめこ 煩悩ディスタンス (小学館文庫)
■加納千恵 あなたと食べたフィナンシェ (幻冬舎文庫)
■穂村季弘 江戸東京《奇想》徘徊記 [新装版] (朝日文庫)
■近藤史恵 南方署強行犯係 狼の寓話 〈新装版〉 (徳間文庫)
■宇佐美まこと 羊は安らかに草を食み(祥伝社文庫う6-5)
この作品、すごくおすすめです。レビューあります。
■月村了衛 非弁護人 (徳間文庫)
■柴崎友香 百年と一日 (ちくま文庫 し-49-2)
■古内一絵 お誕生会クロニクル (光文社文庫)
■藤野千夜 時穴みみか (双葉文庫)
■佐藤正午 ジャンプ 新装版 (光文社文庫)
■辻堂ゆめ あの日の交換日記 (中公文庫, つ32-2)
■金井美恵子 ピース・オブ・ケーキとトゥワイス・トールド・テールズ (中公文庫, か15-6)
■桐野夏生 燕は戻ってこない (集英社文庫)
貧困、不妊、代理母などの問題が絡み合う。レビューはこちら。
■石田夏穂 我が友、スミス (集英社文庫)
■松浦弥太郎 大切に抱きしめたい お守りのことば (リベラル文庫)
■益田ミリ スナック キズツキ
■澤村伊智 すみせごの贄 (角川ホラー文庫)
■芦花公園 極楽に至る忌門 (角川ホラー文庫)
■三津田信三 極楽に至る忌門 (角川ホラー文庫)
■酒井順子 鉄道旅へ行ってきます (角川文庫)
■榎田ユウリ 武士とジェントルマン (角川文庫)
勝手にセレクト!今月の注目本
100分間で楽しむ名作小説
今月、ひときわ目を引いたのは、こちらのシリーズ。もうジャケ買いしたくなります。昔の文豪系を集めたのかと思いきや、宮部みゆきさんや、恒川光太郎さん等、現代作家の作品も。「夜市」なんて、まったく違う作品を見ているようです。既読本が多いのだけど、これは欲しい!!
内容
太平洋戦争末期、満州で激動の日日を過ごした青年は、その時何を思い、何を未来に残したのか――。漂泊民の少年が定住を切望する19歳の処女作「(霊媒の話より)題未定」、2012年新たに原稿が発見された、精神病棟から抜け出した男を描く「天使」、「壁―S・カルマ氏の犯罪」に繋がる「キンドル氏とねこ」。やがて世界を馳せる安部文学、その揺籃にふさわしい清新な思想を示す初期短編11編。(新潮社サイトより)
不思議な小説を書く安部公房。本書、まだ仮のタイトルなのかな~と思って出版社のサイトを覗いてみたら、どうやらこれがタイトルのよう。もうゾワゾワしますわ。阿部公房のはじまりが感じられる一冊になりそうですね。ファン必読ですな。
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