怖い村の話のレビューです。
☞読書ポイント
怖いのに、眠い。途中まで一向にページが進まなかった。
タイトルからも一目でわかる怖い本。感想は「怖い」ということをまずは書きたいところだけど、この本、とにかく読んでいるときはずっと「眠かった」といった印象。なんなんでしょう。昼夜問わず、短い話にもかかわらず、ひとつの話を読み終えるのにとても時間がかかる。酷い時は10行ぐらいで本を閉じてしまったり。まるで読まれることを拒否されているかのよう、先に進めなかった。
大まかな構成は、
・怖い村の話
・怖い禁忌地帯
・怖い島の話
・怖い奇習
ということで、怖い話は「村」だけではありません。どの話も怖いんですけど、とにかく「村」の話は、読み終わるまでずいぶん時間がかかった。酷いスローペース。「禁忌地帯」の話からようやくスピードupした感じです。
それだけ「村」関係の話は重かったのかなぁ。自分が本書で最も怖いと感じたのは「島」にその怖さが凝縮されていたように思う。「生きた人間を的にする東京近海の射撃訓練場」の話は、本当なのか?と思わず疑ってしまうほど。事実としたら、これをどう捉えたらいいのだろう。現実だとは思いたくないので、逆に都市伝説であって欲しいと願ってしまう。
また、何の話だったかな...「.この先は自己責任で読んでください」みたいな注意書きがあった話もあり、なんだか知ってしまうのが怖くて、その先は読めませんでした。
あとはねぇ....歌舞伎町界隈の話は恐らくリアルなんだろう。「大島てる」のサイトを思わず見てしまいたくなる地域があるんだけど、本当にゾワゾワが止まらない。
とにかく結構な危険地域に足を踏み入れているという感じで、くれぐれも今後の取材は、気を付けて欲しいと思う。
【つなぐ本】本は本をつれて来る
やはりと言おうか。「怖い村の話」で登場しました。