東京MXTVの5時に夢中!で紹介された本や映画を紹介します。新潮社の中瀬ゆかりさんが番組内のコーナーで、月に1度、3本ほど紹介しています。
以下は、おおまかなあらすじと、中瀬親方が話していたことを簡潔にまとめたものを掲載しています。親方はどんな本を紹介してくれるでしょう。早速見て行きましょう!
【関脇】映画:X
■内容
舞台は1979年アメリカのテキサス。3組のカップルが映画の撮影に訪れたのは、史上最高齢の殺人夫婦が棲む家だった。
中瀬さん:
ホラーです。「悪魔のいけにえ」のオマージュみたいなものもある。すでに3部作になることが決まっているというほど力の入った作品。この作品、志麻子と私、めちゃめちゃ話し合ったよね。
岩井さん:
わたしもね、これコメントを書いたの、そろそろ発表されると思うんですけど、A24に外れなし。
中瀬さん:
ある意味殺人シーンよりも怖いシーンが他にあるんですよ。あんまり言うとネタバレになるんで、是非、ご覧になってください。
【大関】母親になって後悔してる:オルナ・ドーナト
■内容
もし時間を巻き戻せたら、あなたは再び母になることを選びますか? この質問に「ノー」と答えた23人の女性にインタビューし、女性が母親になることで経験する多様な感情を明らかにする。女性は母親になるべきであり、母親は幸せなものであるという社会常識の中で見過ごされてきた切実な想いに丁寧に寄り添った画期的な書。
(GoogleBooksより)
中瀬さん:
著者はイスライルで社会学者をしている女性。イスラエルは、女性が平均3人子供を生むと言われている国で、日本以上に女性は子供を生んで母親になる....という社会の圧が強い。著者は子供をもたないと決めているが、周囲からは「子供をもたないと後悔するよ」と言われ、違和感をずっと持っていた。
そこで、「もし時間を巻き戻せたら、あなたは再び母になることを選びますか?」と言う質問に「NO」と答えた23人の母親にインタビューをし、女性が母親になるなかで経験した様々な感情を集めた。
「女性は母親になるべき 母親はしあわせであるものという社会常識」のなかで、見過ごされてきた切実な思いに寄り添う。
ドイツで発売されSNSを中心に賛否両論、激論が巻き起こって、日本でも翻訳された時もSNSなどで「そんなこと言っていいの?」なんてことになるんですけど、間違わないでほしいのは、この本、決して後悔する女性を賛美する本でもなければ、子供や子供ををもつ女性を否定するものではないんです。それは当然で。むしろ、子供が愛しいものだとしても、母親と言う重圧に耐えられないとか、世間の求める母親像が自分を苦しめていると思う人たちの、何故そういう風に思うに至ったのか、という社会構造とか仕組みについて、切実に考えた本なんです。
この人たちの声とちゃんと向き合った本で、15か国で衝撃的な受け止め方をされている。子供がいて幸せ、子供がいない、男性も、この本を読むことで一旦当たり前だと思っていることに対する思考から解き放たれることを経験していただきたいなと思う。
【横綱】(netflix) ラブ・イス・ブラインド JAPAN
サイトはこちらから⇊
https://www.netflix.com/jp/title/81411891
■内容
声だけで運命の相手を見極めようとする独身男女の恋模様を追った、恋愛リアリティ番組。アメリカではっもっとも威厳があるテレビ番組に贈られるエイミー賞・リアリティ部門を2021年に受賞している。
中瀬さん:
今日は日本編をおススメしましたけど、できれば日本編を最初に見て、そのあとブラジルとアメリカもぜひ見てもらいたい。これ、お国柄で全然違う。日本版ではセクシャルなこと、夜の営みとかはそんなにはない、わからないようになっているんですけど、ブラジルとかは、もう!それは「むはむはっはっ」みたいな感じ(笑)。顔が見えない時からセクシーな感じ。だけど、本当にね、めちゃくちゃハマるんですよ。
ジョナサン:
顔見えない状態で、週何回Hするとか、そういう話もあり、色合いが違うのもそうでうし、海外版、アメリカだといろんな人種なので、文化の違いとかも面白い。
中瀬さん:
日本はやっぱり日本だなって。「私だったらこの人だな」とか、とにかくいろんなことがあって。3か国バージョン、是非見てください。
******
来週の木曜日は、中瀬親方がお休みのため、1週早めにエンタメ番付がありました。今月は本の紹介は1冊だけでした。ネットフリックスが見られる人は、ラブ・イズ・ブラインドは面白そうでしたよ。各国見比べてみたいものです。
それではまた来月!