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うずまきぐ~るぐる 

*** 新しい本との出合いがきっとある★書評ブログ ****

【まとめ】中江有里のブックレビューで紹介された本 テーマ:記憶の底にあるもの

 

 

2023年6月5日放送分。ひるまえほっと・中江有里のブックレビューをまとめたものを掲載しています。

 

NHKの「ひるまえほっと」内で、女優・作家である中江有里さんが紹介した本を掲載。番組内で話されていた内容を、ざっくりですが文字に起こしお伝えします。

番組コーナー紹介文

月に一度のブックレビューです。案内人は女優で作家の中江有里さん。年間300冊の本を読む中江さんが、幅広いジャンルからご紹介。あなたも夢中になれる1冊に出会えますよ!

2023年6月5日放送のテーマは、記憶の底にあるものです。 

 

出会いの痕跡:末盛千枝子

内容

日本を代表する彫刻家・舟越保武の長女に生まれ、美智子さまの講演録の編集者としても知られる末盛千枝子が、その波乱に富んだ人生の途上で出会った人々との思い出を語る。貴重な写真や芸術家一家、舟越家の人々の作品も多数掲載。(Amazonより)

 

・芸術一家に生まれた著者の数々の出会いと不思議を綴った随筆。人生の滋味深さが伝わる。

 

 

 

乱歩えほん 押絵と旅する男:藤田新策

内容

奇才、藤田新策が描く、江戸川乱歩の世にも奇妙な物語。蜃気楼を見にいった私は、帰りの汽車の中で奇妙な絵をもつ異様な男に出会う。(Amazonより)

 

・日常が異界へつながる乱歩の世界を見事に表現。ファンだけでなく、初心者のにも魅力が伝わる絵本です。絵本と言えども、大人向けの絵。自分の記憶をくすぐられる。

 

 

 

 

 

猫にならって:佐川光晴

猫にならって

猫にならって

  • ノーブランド品
Amazon

内容

ときには、猫のように生きてみる。
高校生、バーの店員、獣医師……のら猫との出会いと、生命をめぐる8つの物語。
・病気で臥せっている小学生・芳子の部屋で子猫が4匹生まれた。芳子は小さな子猫チビのことが気がかりで……(「ミー子のおしえ」)。
・高校を中退し新宿二丁目のゲイバーで働いているエーイチ。ごみ収集を生業にしながら、のら猫をバーの屋上に住まわせている伝説の「エルヴィスさん」と出会い……(「逃げればいい」)。
・孤独な獣医の湯出。思いがけないトラブルから逮捕されてしまい……(「猫の恩返し」)。
『おれのおばさん』『大きくなる日』『駒音高く』ほか家族小説の名手が描く感動の連作短編集。(Amazonより)

 

・戦時中から現代に渡る話。猫だけが時空を超えているような不思議な感じ。

・かわいい猫の部分だけを描いているわけではない。

yuri´s point 

猫がもたらすもの。

 

 

 

 

サーカスの子:稲泉連

内容

大天幕の中に入ると、そこは夢の世界だった。--
舞台の上で繰り広げられる華やかなショー、旅を日常として生きる芸人たち。子供時代をサーカスで過ごした著者が、失われた〈サーカスの時代〉を描く、私的ノンフィクション。(Amazonより)

 

・著者ご本人の話。木暮サーカスで母と暮らしていたときのこと。

・サーカス解散後の人々の様子。人々にとってサーカス団は家族とも言え、そして居場所でもあった。

・とても貴重な記録とも言える1冊。

yuri´s point 

夢の世界のその後

本日の感想

「猫にならって」の表紙カバーを外すと、またまた可愛い猫のイラストが現れるという1冊。すごく凝っていますね!本日のテーマにぴったりと感じたのは、「サーカスの子」。サーカスという言葉自体、めっきり聞かなくなりましたね。久しぶりに「サーカス」って響きにちょっとしたワクワク感と哀愁みたいな感情が....。これも昭和生まれだからかな。記憶の底に眠っていた「サーカス」、この本を読んで再び呼び戻してみたくなりました。それでは、また来月。