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うずまきぐ~るぐる 

*** 新しい本との出合いがきっとある★書評ブログ ****

【レビュー】老いの福袋:樋口恵子

 

 

老いの福袋:樋口恵子著のレビューです。

 

☞読書ポイント 

なってみないと分からない高齢者ならではの苦労。何をするにも一仕事。母と娘のやり取りとりから、互いの想いが見えて来る。高齢者とともに暮らしている方は、特に共感する部分が多い。じめっとならず軽快な文章も魅力!

 

親子で読むことをおすすめ!高齢の親と子の日々から見えるもの

 

若いころは隠居した老人の生活を見て、毎日のんびりお茶をすすりながらテレビを見たり、庭仕事をしたりで良いなーなんて思っていた。でも、親が高齢者になりその生活を見ていると、「のんびりと見えるだけ」....だったのかもしれないと感じ始めた。

 

というのも、私たちが簡単に動いてやれることも、年を取るとそれが簡単ではなくなる。著者の樋口さんも、宅配便が届くということだけでも一仕事だと言う。確かに腰を上げて、インターフォンに出て、中には階段を降りて、ドアを開けて、荷物を受け取って、サインをして....等々、私たちがあっという間にこなせることも、高齢者にとってはひとつひとつの動作が大仕事なわけだ。これらをゆっくり行っていくと、1日はあっという間であろう。そう、のんびりしてそうに見えて実はとても忙しいのだ。

 

本書を読んでいてると、樋口さんの気持ちも、娘さんの気持ちも手に取るように解る。お二人の会話を読んでいると、どこかで聞いたような?というものばかり。樋口さんの言ううことやることが、うちの母に似ているもんだからドキッとすること数回。一方、娘さんの言葉は、自分に身に覚えがある発言だったりする。デジャブです。あ~同じこと言っているなぁーと笑いがこぼれる。

 

口には出さないけど、母は母なりにこんな想いがあってのことなのだなぁと気付かされることありました。娘という立場で親に助言する、その匙加減って難しいなぁと常々思っていたけど、この本を読むと、どちらの思いも見えて良かったと同時に、うちだけじゃなく、どこの親子も同じ感じだなんだな....という、ちょっとした安心感も。

 

それにしても、和式トイレで立てなくなったという話はリアルに怖かったです。「そういうこともあるんだ~」って、母に注意喚起も含めて話してみたら、すでに経験していたらしい(笑)幸い手すりがあったから立ち上がれたらしいんですけどね。知らなかった!

 

ということで、老後はいろんな意味で毎日忙しいのだ。自分の体と向き合いながら、なんとか無事に過ごすということが最大の仕事なのかもしれないと感じました。

 

介護関連の話を含め色々な話が登場しましたが、わたしはどちらかと言うと母と娘、それぞれの考えの相違などに共感し、参考になりました。樋口さんの話はユーモアを交え、基本的には前向きなものが多いので気楽に読めました。1932年(昭和7年)生まれとのこと。人生大先輩のお話、いずれ訪れる日のために、心しておきたいと思いました。

 

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