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【レビュー】まあまあの日々:群 ようこ

 

まあまあの日々:群 ようこ著のレビューです。

まあまあの日々 (角川文庫)

まあまあの日々 (角川文庫)

  • 作者:群 ようこ
  • 出版社/メーカー: KADOKAWA
  • 発売日: 2018/10/24
  • メディア: 文庫
 

 

 

日常、日常、ノスタルジーがたまに混じって、また日常。....的なエッセイ

 

 

年齢的にちょっと先行く先輩である群ようこさん。一定の年齢に達すると、こんなことが不便になってくるのか~とか、こういうことに気をつけたほうがいいのね、など、ご近所さんとの立ち話的な小話が軽快で面白い。色々な新聞などに掲載されたエッセイを集めたもので、小ネタがたくさん詰まっています。

 

とにかく日常、日常、ノスタルジーがたまに混じって、また日常といった雰囲気のエッセイ。気になったネタをいくつかご紹介します。

 

 

「届け付け」

 

「わー、群さんも同じ問題に悩まされている!」と身を乗り出したのがこの問題。群さんの友人の話から、やっぱり受け取るパターンもあるんだと。

 

我が家でも少し前、家族が入院し、無事に退院。その時に先生への「届け付け」をどうするか、かなり頭を悩ました。転院先の病院は、緊急対応をしてくださったという経緯からお礼はしたい気持ちはたくさんあったのですが・・・。ネット検索すると「する、しない」で結構みなさん迷っているようで、なかなかこれと言った回答に辿り着けない。

 

結局、病院の事務員さんに聞いてみたわけですが、そこでは「不要」とのこと。しかし、その横で菓子折りを堂々と渡し、お礼をしている人を目撃。しっかり受け取っている病院側。「おぅーどっちだ?」と悶々としたまま時が過ぎてしまいました。

 

群さんの友人は全身麻酔の手術前に渡したみたいです。もちろん、だからと言って治療に差がつけられるとは思いませんが、一般的にどうなのだろう?うちも全身麻酔の手術だったのけど、事前になにかするべきだったのか?なにもしなかったのは非常識だったのかな?なんてことを考えてしまう。


群さんもこのことに関心を持っているとのことなので、また機会があったら是非エッセイに書いて欲しい。

 

 

 

 

ノスタルジーな話で面白かったのは、

 

「はだし足袋」


これ、こういう名称だったのか。運動会で履く足袋のことみたいです。私の世代だとすでに運動靴で走っていた記憶しかないのですが、うっすら残る記憶の中に、この足袋を履いて走っていた男子が居た気がするのです。特に足の速い子たちだったと。

 

この話題で思い出したのが「ちょうちんブルマー」。これも私の年代だと「履いた、履かない」は、エリアによって分かれる。私は低学年まで履いていた気がするのだけれども、定かではない。その後のピタッとしたブルマーより、ちょうちんブルマーの方が可愛いかったのにって、今でも思う。こうして記憶もおぼろげになってゆくわけだが、たまに文字の世界でトリップする「昭和の校庭」。このようなエッセイで脳裏に再現される。

 

ノスタルジーでもうひとつ面白かったのは、

 

「座高」


学校の健康診断の項目にあった「座高測定」。本当、何のため?って感じですよね。2016年に廃止されたそうですが、座高にコンプレックスのある群さんの怒りがクスリと笑える面白さ。そうか、もうあの計測する椅子も消えるのか。「座高」なんて言葉自体、ずっと使ってなかったなぁ。

 

ということで、あっちこっち、気持ちを泳がせながらサクッと読了。日常に起きている些細なことも、こうして取り上げることによって面白さや疑問が倍増!隙間時間に楽しめる一冊でもありました。