これで暮らす:群ようこ著のレビューです。
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より快適な生活を目指して奮闘する群さんの日常
読み始めたら、あっという間でした。
とは言え、群さんが愛好して使っているモノが気になって、読みながらあれこれ検索に走ってしまいました。文章だけでそのモノの優れた点などが丁寧に書かれているので、どうしても現物が気になって来る。どんなだろう?と気づけば検索。スマホを横に置いて読書するという忙しさよ(笑)
群さんの持ち物と言えば、他の本でお着物は拝見しているが、今回は日常生活で使われているモノの紹介。パジャマや食器、趣味で集めている紙ものなど、より身近なモノのことを書いている。、断捨離してコンパクトな生活を目指す一方、どうしても集まって来るものなど、読んでいて共感する部分も多い。
より快適な生活をといった雰囲気のエッセイで、ご自身の体質や体型などに考慮されたものを求めて...という買い物をされている感じがします。湿度や温度調節、快適なパジャマ、肌の調子が悪い時に塗る薬、目の調子が悪い時に使う目薬等々、実際、群さんが使って効果を実感されているものばかり。私的には自分の知らないモノが多く、だからこそ余計に気になり検索に走ってしまった。
モノの話と一緒に、群さんと猫ちゃんの日常やら思い出話が覗けるエッセイ。何といっても猫ちゃん優先の生活は、室内の温度調整など大変そうだなぁと感じました。
あと、プラスチックのモノを減らす生活を実践されている群さん。レジ袋だ、ストローだ、スプーン等々、ここのところ有料化することによって減らす方向になってきているけど、群さんの話を聞いているとそんなものだけじゃまだまだ甘いということが解る。プラスチック問題はなかなか奥が深いです。
そんなこんなで、楽しくもあり、新しいモノとの出会いがあったりと、色々と参考になる実用書みたいな感じで読みました。
最後にわたしも群さん同様蚊に刺されやすいんだけど、年を取ると...の件はどうなんだろう。早くその域に行きたいような、行きたくないような....と、複雑な気持ちを抱えつつ読了です。