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【レビュー】 還暦着物日記:群ようこ

 

還暦着物日記:群ようこ著のレビューです。

還暦着物日記

還暦着物日記

  • 作者:群 ようこ
  • 出版社/メーカー: 文藝春秋
  • 発売日: 2019/01/11
  • メディア: 単行本
 

 

着る苦労も含めて魅力満載な着物!

 

ひさしぶり群さんのお姿を拝見しましたが、着物が一段と板についた感じがします。着慣れるとはこういうことなのだなぁと実感できます。

 

一月から十二月まで、群さんのお着物&帯を写真で拝見していきます。お母様から譲り受けたものをはじめ、様々な素材、模様など、エピソードを絡めて綴られる一冊。

 

本当、着物って奥が深いというか、こんな紬もあるのかぁ、こんな着こなしも可能なのか等々、知れば知るほど広がりを見せてくれる世界なのだなぁと改めて思う。帯と着物、この単純な組み合わせ。洋服とは比べものにならないほど、いろんな着こなしが楽しめる。

 

興味がなければ単なる「和装」、少しでも興味を持つと「帯と着物」のバランスや色合わせなど、ついつい見てしまうほど気になってくるものでもあります。

 

わたしは和装小物、特にかんざしやビーズのバッグ、帯留めとかが好きなので、それ繋がりで着物や帯も好きなのですが、着るまでには至らず。でもいつかは家の中でササっと簡易な形で着られたらいいなって思っている着物予備軍です(笑)

 

  

 

群さんのエッセイを読んでいてつくづく感じたのは着物での外出は本当に大変そう。
それはもう準備からはじまるもので、群さんでさえ、帯を結ぶのに悪戦苦闘されています。

 

また、気候変動の激しい昨今。雨はもちろん、猛暑日も増え、洋服でさえクラクラする灼熱の太陽のなか、着物など想像もできません。

 

なるほどなぁと思ったのは、ラッシュ時の着物。リュックとかが着物や帯にひっかかる。繊細な糸がやられるなんて想像しただけで冷や汗が出てしまう。やはり、洋服が中心になった世の中で着物を着て生活することの不自由さは否めません。

 

でもでも、こうして着物のことを考えながら過ごす生活っていいなぁとも思う。
そして、劇的な出会いをする自分好みの着物や帯。こういう風景がなんとも感じが良い。

 

群さんには、また箪笥に新しい着物が増えたら続編を出していただきたいと願っています。