うずまきぐ~るぐる 

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【レビュー】東京のしるしのある風景:松田青子

 

 

「風景印」と言うものをご存知でしょうか? 

 

Wikipediaをまずご覧ください。

風景印(風景入通信日付印)は郵便局に配備されている消印の一種で、局名と押印年月日欄と共に、局周辺の名所旧跡等にちなむ図柄が描かれている。大きさは直径36mm以内で形は円形が基本であるが、特産品などをかたどった変形印もある。押印に際しては鳶色と呼ばれる赤茶色のスタンプインクが使われる。通常の黒色の消印とは異なり、郵便窓口等で利用者から申し出があった場合に押印してもらうことができる。

 

ということで、郵便局の窓口で、まるで「ご朱印」のようなことが行われていたとは!まったくその存在を知らなかった私です。実際、窓口でそのようなやり取りを見たこともなければ、宣伝も見たことがない。ボーっと利用しているだけでは知り得ないサービスが結構あるものかも知れぬ、と改めて思った次第です。

 

内容は23区の風景印をお散歩感覚で出かけ、集めていくもの。風景印とその郵便局周りの様子などが記載されている。

 

郵便局と言えば、近所の小さなものを想像しがちでしたが、本書を読むと、「あ、こんなところにも郵便局って入り込んでいるんだな」と、ちょっと新鮮な気持ちになります。

 

 

 

例えば、「帝国ホテル内郵便局」や「国会内郵便局」など、東京の中央に行くほど有名な建物が登場。その中にある郵便局ってどんな雰囲気なんだろうか、と好奇心を掻き立てられます。

 

「東京ミッドタウン郵便局」「六本木ヒルズ郵便局」など、いかにも大都会といったイメージの郵便局も。ミッドタウン郵便局の風景印は、お花が散りばめられ可愛らしい雰囲気です。台東区、墨田区は、お江戸感満載なものが多いです。

 

東京にお住まいの方は、自分のエリアの風景印が気になるところでしょうが、場所によっては2、3個しか掲載されてないという区もあり、バラつきがありました。

 

風景印はなにも東京だけじゃなく、全国的なものであるらしいので、旅先で集めるのも楽しそう。というか、コンプリートさせた人っているんかな? 

 

そうそう、この印、押すのが結構大変らしいですよ。郵便局員さん、かなり緊張するみたいです。確か失敗は許されないとなると責任大!私も捺印でよく失敗するから、ものすごくその緊張感、解かります!

 

ということで、郵便局がかわいい切手シートだけではなく、風景印という新たな楽しみがあることを知り、得した気分で読了です。