◆里山奇談 coco / 日高トモキチ/玉川数著のレビューです。
自然の祟り的なものなどを想像していましたが、思ったよりもマイルドなお話が多かった。何かを聞いた、何かを見た。それが一体なんなのか?
いや、もしかしたら何かの勘違いだったのかな・・・と真相は闇の中です。だからこそ、怖くもあり、不思議とも言える。
人が寄り付かない場所にはそれなりの過去があったり、何故、井戸を埋めることはご法度なのかなど頷けるもから、自然界に住む虫たちのちょっと驚く行動など、内容はバラエティに富む。
沢山あり過ぎて逆にどの話がというものがなかったが、来る日も来る日も里山を訪れ、不思議な体験をして来たような気分を味わえた一冊でした。
◆インドクリスタル 篠田節子のレビューです。
500ページを超え2段組み。読む前からどうするか迷ったが話題作でもあったわけだしとチャレンジ。
どこのレビューを見ても高評価の本書。確かに大作であったが、個人的にはこの世界になかなか入り込めないなにかがずっとあって、面白いというより息苦しいし、何といっても長い!長すぎると。
インド社会とビジネスを進めていくにあたって、一体何を信じていいのか、そして、謎の少女の本性は?
もうめっちゃ話を短くまとめるとこの2点なんだけれども、如何せんいろんな人が絡んでくるし、インドの闇社会は深すぎるわであちこちへと迷走している状況。出口が見つからず、途中で何度も投げ出したくなった。
この小説はじっくり読み込む必要があると思う。意地になって最後まで読んだけど終わった時の感動が薄い。
自分自身が忙しく読む体勢が整っていなかったのが良くなかったかな。今はただただ、気もちをリセットする柔らかな小説が読みたい(笑)





