ひとくちの甘能:酒井順子著のレビューです。
お菓子をつい買ってしまう感覚で買ってしまう食欲増進本!!
これ、美味しそう… そう思って、手にする食べものやお菓子を
つい買ってしまう。
そんな経験をみなさん一度はお持ちだと思うのですが、
この本は、まさにその感覚で、つい買ってしまう本だと思います。
1ページでも開くと、甘い物が好きな人にとっては、
「うわぁ」と声が漏れてしまうほど、美味しそうなお菓子を
次から次へと目に触れさせられ、立ち読みもなんだから
買っちゃおう~という流れになるはずです。
春夏秋冬に大きく分けられ、和菓子、洋菓子、たまに海外のお菓子が
綺麗な色彩の写真とそのお菓子にまつわるエッセイで
綴られていきます。
ここに出てくるお菓子たちを、人に例えるとどんなタイプの人に
あたるかとか、それを食べた時のエピソードなど
酒井さんの独特な視点で描かれています。
バナナスプリットなど最近あまり見かけないものを含め34の
甘いものが、店舗名も含め紹介されています。
新しいもの、珍しいものには食指が動かず、どこで、誰と、
どんな状況で食べたかという思い出ごと「甘いもの」を
愛し続けたいという酒井さん。
「スイーツ」よりも「甘いもの」と言う方が しっくりくるな~って方は
特に共感度が高まる本だと思いますよ。
このタイトルも本当に絶妙!