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【レビュー・あらすじ・感想】K町の奇妙なおとなたち:斉藤洋

 

 

K町の奇妙なおとなたち:斉藤洋著のレビューです。

K町の奇妙なおとなたち

K町の奇妙なおとなたち

  • 作者:洋, 斉藤
  • 発売日: 2012/09/13
  • メディア: 単行本
 

 

よく考えれば不思議でもなんでもないのかもしれないが…

 

この小説、面白かったけど、書評書きにくそう~~と、読みながら薄っすら感じていましたが…予想は的中。あっと言う間にこの話の世界に入って、没頭できたのですが「どんな話?」って聞かれると難しい。

 

なにをどこから話そうかとあわあわしてしまう。昭和30年代の、ある小さな町の話を集めた短編集。


主人公の少年を通じてどの話も少しずつ繋がっています。みなさんにも「あれは一体なんだったのかな?」と子供時代の解明されていない出来事って、ひとつやふたつあるんじゃないかと思います。

 

私も小学校の時、奇妙な「大きなパネル写真」を見ました。それは、学校の教材など置いてある準備室で、普段はドアが開いていない部屋。たまたまドアが開いていて、覗いた先に壁に立てかけてあった不気味というかなんとも言い難い写真がそこにあり、それを見た私は一瞬でフリーズ状態。思わず息を呑み、そしてその場から逃げ去った。その出来事は、親にはもちろん友達にすら話してはいけない気がして、結局自分だけの胸の奥にしまってしまいました。なんで誰にも話さなかったか?そのこと自体も今となっては不明です。なんらかの子供なりの事情があったのでしょう。

 

当時そういう写真が学校にあるという噂は確かにあったのです。でも今思えば、先生のどなたかが写した芸術的な作品のひとつだったのかも?とも考えられます。または、好奇心からくる見たい願望があまりに強すぎて、見たような気になっていたのかもしれません。

 

自分でも今となっては記憶自体もあやふやで頼りないのですが、大なり小なり、子供時代は結構不思議なことが多かった気がします。まぁ、たいていは一晩寝たら忘れちゃうようなことですけどね。

 

 

 

 

本書はそんな子供の目線でしか気づけないものや、大人の行動を見ながら感じ取っていく子供なりの解釈などを、ノスタルジックな雰囲気の中で味わえます。

 

いつもお小遣いをくれるおばちゃんの家にある茶箱の中身を覗いて見てしまったものは…。


銭湯で「潜行!」と叫ぶ潜水艦の乗組員になりきるおじさんは一体?

…等々、ちょっと変わった大人たちを取り巻く不思議な空気感がある話が次々に出てきます。

 

子供時代の時間の流れを感じながら、是非、不思議な世界に入り込んでみてください。自分の身に起きた不思議な体験や感覚をきっと思い出すと思います。

 

ん~~書評になってない気もするが…(汗)どう書評を書こうか非常に手こずりました。不思議系の本は読むのは楽しいのだけど、書くのが難しい…。困ったもんだ。