今日の私がいちばんキレイ 佐伯流人生の終いじたく:佐伯チズ著のレビューです。
★本が好き!の献本書評です。
感想:諦めないで! 肌はいくつになっても再生する!
佐伯チズざんと言えば「美白の人」というイメージで、一時、テレビで洗顔やパックで気軽にできる肌のお手入れを紹介されていましたね。
こういう美容界の方ってなにをきっかけにブレイクするのか?ちょっと私の中で謎だったのですが、ほんと、些細なきっかけ、些細なチャンスがその人の人生を大きく変えて行くものなんだなぁと、チズさんの本を読んで思いました。もちろん、ご本人の努力あってのことですが。
ということで、この本からは、元気なエネルギーが流れています。エッセイ的な読み物でありますが、これまで生きて来た足あとを辿り、その都度チズさんが体験し得たものが綴られている。
チズさんって、セレブマダムの方だと思っていましたが、随分早くにご主人を亡くし、ご苦労されていたよう。ご主人の骨を泣きながら食べて暮らしていた…なんて壮絶な
思い出話も登場し、いたたまれない気持ちになったが、抜け出してからの美容界でのご活躍には目を見張る。
常にチズさんの中にあったのは「具体的な夢」があったから。この「具体的」というのが大事だという。
私的に共感したのは「執着」の話。確かに輝いている人たちは年をとっても「執着せず、好奇心旺盛で、話題が豊富」というのは頷ける。よって老けて見えないというのは、周りにいる素敵な諸先輩方から私も感じていることだ。
やはり知りたい!美白の秘訣!
さて、古希を迎えたチズさん。やはり、あの肌艶、張り、美白の維持力は誰しも羨ましく思い、またその秘訣を探りたくなるだろう。「一体何をすれば?」と、揉み手をしながら聞きたくなるのだが、この本によればやはり「一番大切なことは、食べること」なんだそうだ。
「健康法=美容法」と言うように、健康こそが美容に繋がるってことのようだ。「でもきっと、それだけじゃないだろう?」とジリジリとした気持ちが。だって、チズさん、白目の部分まできっちりケアしてますもの。
これは目から鱗だった。クレンジング後に、精製水で目を洗っているんですって。「白目は生き物の鮮度が顕著に表れる部分」とのこと。はぁーやっぱり、細部まできっちり努力されているんですよね。
最後にチズさんが提唱する美肌の5条件「うなはたけ」。< うるおい、なめらかさ、はり、だんりょく、けっしょく >肌は何歳になっても再生するとのこと。諦めないで!(笑)





