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*** 新しい本との出合いがきっとある★書評ブログ ****

【レビュー・感想・あらすじ】タピオカミルクティーで死にかけた土曜日の午後40代女子叫んでもいいですか:辛酸なめ子

 

 

 タピオカミルクティーで死にかけた土曜日の午後40代女子叫んでもいいですか:辛酸なめ子著のレビューです。

 

感想・内容 タピオカの流行りは終わったけど、なめ子さんはの面白さは続く

しかしまぁーなんて長い本のタイトルなんだろう(笑)

早速、なめ子さん、負のオーラ全開です。久しぶりに読んだなめ子さんの本でしたが、安定の不思議ちゃんモード。この感じはずーっと変わらない。年齢不詳感も変わらず。なめ子さんはひょっとしたら、年を取らないのか?と思うほど。

 

とは言え、タイトルから察することができるが、タピオカで死にかけたというシャレにならない話は、やはり年齢的なものということは否めない。タピオカ、コワイです。

 

なんとなくわたしの中でなめ子さんはインドアなイメージがあるんですけど、こうして改めてなめ子さんの行動を観てみると、かなりアクティブにあちこち出かけていらっしゃる。半分は取材を兼ねてなんだろうな~と思うけど、その行動範囲はかなり広いんじゃないかなと思う。

 

 

 

今回も飯能に出来たムーミンバレーパークを早々に訪れたり、大人気だった上野動物園の子パンダに会いに行ったり、そうかと思えば、大分県の「ケベスまつり」で火の粉を浴びたり、「もらえるものはもらわないと」と、イベントに参加して無料サービスを堪能したりと、新しいものから古いものまで好奇心の赴くままに出かけてはレポートされている。

 

インナー豊田議員(元)とか、こんにゃくが墓石と似ているとか、語彙センスの面白さや独特の感性にクスクス笑いながら読んでいると、ちょっとしたアクシデントが起ったりする。また、負のオーラが高まるとスピリチュアル系な話へ繋がって行ったりと、ついつい聞き入ってしまう。

 

どれも深刻にならないから気楽に読める感じがなめ子さんのエッセイの楽しいところ。あと、この何とも言えないお馴染みのイラストも白目多めで「なめ子さん感」がよく出ていてますよねぇ。

 

ということで、内容的にはちょっと前の話っだけど十分楽しめました。次回はどんな話が飛び出すのか、コロナ禍のなめ子さんが思うことや行動も早く知りたいです。(笑)

 

辛酸なめ子について

1974年東京都生まれ、埼玉県育ち。漫画家、コラムニスト。武蔵野美術大学短期大学部デザイン科グラフィックデザイン専攻卒業。人間関係、恋愛からアイドル観察、皇室、スピリチュアルまで幅広く執筆。
著書に『女子校育ち』(ちくまプリマー新書)、『辛酸なめ子の現代社会学』(幻冬舎文庫)、『大人のコミュニケーション術』(光文社新書)、『霊道紀行』(角川文庫)、『魂活道場』(学研プラス)、『ヌルラン』(太田出版)、などがある。(Amazonより)