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【レビュー】猫がいなけりゃ息もできない :村山由佳

猫がいなけりゃ息もできない :村山由佳著のレビューです。

猫がいなけりゃ息もできない (単行本)

猫がいなけりゃ息もできない (単行本)

 

 

 

生きるのに欠かせない相棒の死と向き合う時間

 

昨年の今頃、春がもうそこまできていた季節。毎日Twitterを見るのが少々辛かった。おそらく村山さんのフォロアーは小さな命がどうなってしまうのかと固唾を呑んで見守っていたことだと思う。ツイートがないと「もしかしたら・・・」と不安になったり、元気そうな写真がアップされるとホッとして思わず目頭が熱くなったり。一喜一憂、どうにか桜が咲くまでは.....と祈るばかりの切ない日々でした。

 

ぴっちぴちのセブンティーン、もみじは村山さんのとても大切な相棒。
村山さんの生活のなかにもみじのいない風景はないと言ってもいいほど人生の荒波をともに生きてきた子なのです。本書を読むといかに村山さんの人生にもみじが寄り添っていたのかが解かる。

 

もみじを語るには村山さんの人生を語らずにはいられない。村山さんを語るにはもみじの人生を語らずにはいられない。そう、一心同体のような一人と一匹なのです。

関係が深まるほど、愛情が深まるほど、皮肉なもので一緒に居られる時間が減って行くという現実。

 

覚悟を何度したってその覚悟はあっけなく崩される。村山さんも最期の覚悟を何度もしてはいたけれども、現実に立ち向かうたびにその覚悟が揺らぎ途方に暮れていた。

 

「動物は自分の命がもう長くないと自ら察することができるのではないか?」あんな小さな子が妙に飼い主に気遣いを見せたり、不思議な行動をすることがあると言う。もみちゃんもそうだけれど、うちの小鳥にもそういうことがあった。今でも鮮明に思い出せるあの日の姿は、何十年経っても忘れられず、あんなにも切なくて悲しい思いをするのなら、もう他の子は無理…と、今でも動物を飼いたいと思ってはいるけれども、ブレーキがかかる。

 

人と生き物の関係性や動物との別れにどう向き合うか、考えさせられるものがあった。喋れない小さな命の声を、飼い主がどこまで掬いあげてあげられるか、色々なことを問いかけられているような内容でもあった。

 

いまでもたまにTwitterにもみちゃんは登場する。
天国からクスっと笑える呟きを吐いては私たちを笑わせてくれている。

 

 

 

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