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*** 新しい本との出合いがきっとある★書評ブログ ****

【レビュー・あらすじ・感想】花酔ひ :村山由佳

 

 

花酔ひ :村山由佳著のレビューです。

花酔ひ (文春文庫)

花酔ひ (文春文庫)

 

感想 うーん…それなりに官能?

 

夏休みを終え、久しぶりに会うクラスメイト。その中に、休み前とガラッと様子の変わった子が…一体何が?大人の経験したのかな…こんな経験があると思うのですが、このころの最近の村山さんの作品を読んでいると、どうしてもこれと同じような気持ちになるのです。

 

社内恋愛の末、結婚し、やがて実家の呉服屋を継ぐ麻子。ブライダル会社の営業の夫、誠司。京都の葬儀社の社長令嬢・千桜とその婿養子・正隆。

 

2組の夫婦がお互いのパートナ―と不倫するという設定。舞台は京都の貴船や浅草だったり、アンティーク着物や骨董など、設定自体は惹かれる要素が多く、最初は私自身、これは面白くなりそうと思っていたのですが、途中から内容が一転。京都の千桜が、昔、伯父さんにされた性的な回想シーンによって、一気になんというか、官能小説臭漂う内容になって行きます。

 

2組の不倫カップル。相手が変わったことによって、今までと違った自分、特に性に対してめまぐるしく変化・開花して行きます。そんなお互いの変化を微妙に気付きながらも夫婦関係は続く。

 

 

 

 

 

後半はベッドシーンが頻繁に。千桜と誠司のSM調教?の様子や会話など、結局吸い込まれるように読んでしまいましたが、どーしても、村山さんの顔が浮かんじゃうんですよね。こんなに作品の人物の中に作者が干渉して来てしまうって村山さんのキャラが強すぎるのかな…

 

結局、このお話。なんだかどんよりした気分で終わっていました。何かを掴む小説って感じではなかったです。ただただ、快楽への欲望と女の性の香りがプンプンする感じだけが残りました。

 

「おいしいコーヒーのいれ方」シリーズなどで見えたあのほのぼのした感じはもう卒業?なんて思わず考えてしまうくらい路線が変わったなぁ。村山さんご自身、一皮むけ転換期に入ったのかしら。

 

SMでもなんでも、官能系に行くなら徹底的にとことん!とお願いしたい。そして、官能にも愛を!…と、ちょっと偉そうですが、今後への期待を込めて。

 

花酔ひ

花酔ひ

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