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【レビュー】コンビニ店員は見たっ!〜レジの裏から日本が見える〜 :和田靜香

 

 

コンビニ店員は見たっ!〜レジの裏から日本が見える〜 :和田靜香著のレビューです。

コンビニ店員は見たっ!〜レジの裏から日本が見える〜

コンビニ店員は見たっ!〜レジの裏から日本が見える〜

 

 

コンビニがもっと身近な世界に…

 

コンビニって身近な分、結構、知りたいことの宝庫という感じがする。よく知られていることだが、「レジ打ち時に客の年齢(年代)を打つ」なんてことで「一体自分はどのくらいに見られているのかなー」と、レジのボタンを見ようと前のめりになり、店員さんの指先を思わず凝視してしまう。

 

また、オフィス下に入っているコンビニなどは、「バイトがまた辞めた」とか、「新商品が出てる」など日々、話題が尽きることがなかったりします。

 


そんなコンビニで、アルバイトにチャレンジしている作者が、様々な角度からレポートしてくれています。

 

店長を含め5人の登場人物たちがきちんと存在し、話が進むので単なる「職業紹介」といった感じではなく、ほのぼの感を出しつつ現状の厳しさも教えられる内容となっています。

 

電子マネーの憂鬱であったり、クロネコのゴルフパックの手数の面倒さ、揚げ物の「フライヤー」管理の大変さ、また、クレーマーを含め様々な客層に対応しなければならないハードな面…等々。

 

この本を読んで、店員さんの嫌いな作業、新人さんのモタツキの原因などよーく解りました。なので、今後、難しいそうなことはベテラン店員さんのレジに並ぼうと思います(笑)そして、少しくらいのミスは大目にみてあげようという心も芽生えました。

 

さてさて、最初に年齢ボタンの話を書きましたが、確かにあるようですが、コレに関しては結構大雑把みたいです。顔をじろじろ見るわけにはいかないなどの理由等々、服装で判断したら、若造りだったなどの誤算も結構多いそうです。

 

代わりに店員さんが注目しているのは意外にも「手」だそうです。財布の開け閉め、おつりなどで見る機会が2回以上あるという。キャリアが長くなると、あの手が好きなのよね」なんてなるそうだ。奥が深すぎる!手イケメンなるものだそうです。しかし、やはり顔イケメンには敵わないみたいです。顔イケメン君が来た時の店員たちの浮かれた様子が実証してます。

 

本を読んだことにより、店員さんが心の中で舌打ちしそうな買い物は、極力空いてる時に…と明日もコンビニに立ち寄る私です。