調べよう! 世界の本屋さん :稲葉茂勝著のレビューです。
ネットで簡単に本が買える今だからこそ、本屋さんの魅力を見直すきっかけになる1冊
(本が好き!の献本書評です。)
本屋さんがどのお店へ行くより楽しいと思うわけだが、この本を読んで「あっ!」と声が出そうになった。
こんなにも毎日私を楽しませてくれる本なのに、意外にも本の歴史を知らない自分に思わずヘラヘラし、そして黙々と読み始めてしまった。
昔はどんな紙、どんなインクが使われていたのか?
初の図書館はどこの国だったのか?
本の売り買いの歴史、世界共通の規格ISBNの数字の意味・・・等々、遠い昔からの足取りを辿ってゆく。
パート2では、現在の「世界の本屋さんトップ10」という気持ちがウキウキする興味深いランキングが!
古い劇場が本屋さんに改造されたお店があれば、建物全体が世界遺産に登録されている本屋さんもある。
たくさんの国の本屋さんのカラー写真を眺めていると、世界にはまだまだ私達が知らない素敵な本屋さんがたくさんあることに気づかされる。
しかし、近年はネット書店の発達により、どこの国の本屋さんも経営は厳しい状態に置かれています。
本に直接触れ、本のある空間を愉しみ、愛しの本を探す。
こんな特別な時間がなによりも気持ちを豊かにしてくれるのが本屋さん。
あの人はなぜわざわざ本屋さんに足を運ぶのか?ネットで簡単に本を手に入れられる今だからこそ、大人も子供も本屋さんの魅力を見直すよいきっかけになる1冊だと思います。
さぁ、パソコンを閉じて、あなたの登場を楽しみに待っている
本たちに会いに本屋さんへ行こう!