うずまきぐ~るぐる 

読書書評ブログへようこそ!読んだ本についてのあれこれを思いのままにぐるぐるかきます。

【レビュー】小泉放談:小泉今日子

 

小泉放談:小泉今日子著のレビューです。

小泉放談 (宝島社文庫)

小泉放談 (宝島社文庫)

 

 

50歳という節目をどう過ごすか。諸先輩方の貴重な話の数々が。

 

「キョンキョン、やっちまったなー」と思った不倫報道。
そしてこの報道がされたとき、偶然読んでいたのがこの本。(書評掲載はだいぶ遅れましたが)だからと言ってはなんですが、本書で小泉さんが語っていることひとつひとつが意味深に思えてならなかった。

 

50歳を迎えた小泉さんが、各方面の先輩方に50歳をどう迎えたのか、そしてその後はどんな生き方をしているのかをメインに対談。

 

仲良しのYOUさんからはじまる対談は、樹木希林、美輪明宏、上野千鶴子、江國香織、いくえみ綾、片桐はいり、吉本ばなな、槇村さとる、小池百合子...その他、豪華メンバーがずらり。

 

仕事でみなさん活躍されていますが(希林さんは残念ながらお亡くなりになりました)、お話から感じるのは、やはり50は人生の節目なのだなと。どんなに生き生きとして見えてもやはり衰え、更年期と言う身体の不調は大なり小なりあったり、また、残りの人生の時間を考え始める時期でもあるのだということは共通している。

 

 

 

小泉さんと同世代のわたしも、ここ数年でだいぶ見えている風景が変わって来たなという感じがある。それは自分だけの実感に止まらず、友人の話からであったり、親の老いを見ていたりする時に、「ああ、自分のことばかり考えていられた時期は過ぎたんだな」と思うことが最近は多い。

 

本書はそんな日々の変化を感じ始める50前後の女性たちにとって共感できたり、これからの心構えが出来る内容であるのではないかと思います。

 

個人的には樹木希林さんの話はものすごく惹き込まれたなぁ。片桐はいりさんの話も面白かったし、あと上野千鶴子さんはこれまでちょっと苦手だったけど、グイグイ心に刺さる言葉が多かった。

 

というわけで、小泉さんはあくまでも聞き役であったのですが、なんとなく、これからどう生きようかと迷いの中に居たのかな~ということがこれらの対談から感じ取れます。

 

「性根を叩き直していただこう」と、冒頭描かれていましたが、小泉さんご自身、思い当たることがたくさんあった時期だったのでしょう。前進していこうという意気込みも感じられました。

 

残念なことにそれが今回ちょっと意気込みすぎて空回りしたと言った感じですかね。私は外野ですし、かける言葉もないですが、今後本書で対談した素敵な女性たちの言葉を糧に再出発を願っています。