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【レビュー】大江戸庶民のあっと驚く生活考:渡辺信一郎

 

大江戸庶民のあっと驚く生活考:渡辺信一郎著のレビューです。

大江戸庶民のあっと驚く生活考―意外な風俗、しきたり、信仰心がわかる本

大江戸庶民のあっと驚く生活考―意外な風俗、しきたり、信仰心がわかる本

 

 

 

◆作者の努力あっての江戸本は、やはり充実度が違う!

 

様々な方が江戸関係の考察をされていますが、やはりこの先生の本が
一番私には読みやすいというのと、「川柳」から、江戸時代の生活を
読み説いていくという形式で毎度紹介されていくので、

より密着度が高く感じるんです。

 

驚いたのは、この川柳、公刊本にしても売れ行きが芳しくなく、
25万句のうちたったの10%くらいしか活字化されていないらしい。

 

その25万句を集め、書き抜き、カードにし、読みとおしたという著者。
だからこそ、こんなに細かい庶民の生活を紹介できているわけです。
いやー本当に貴重なものなんですよね。

 

こういう本は流行ると色々な方が出版されますが、

内容は似たり寄ったりで数冊読むと「あーもう知ってる、知ってる」

…と飽きてしまうものですが、渡辺先生が書いている内容は、

バラエティ豊かで、毎度違う発見があるので期待を裏切りません。

 

と、絶賛したところで、大きな括りとして江戸時代の生活を知るのに
とても楽しい1冊です。これきっかけで、トイレ、湯屋など詳しく

読んで行くのもいいのかもしれません。

 

今回の面白かった話は

・お産婆さんが臍の緒を何で切ったか…
・行灯の微細の穴
・抱き枕のような竹夫人
・池袋女の祟り

…等々、へぇーへぇーと今回も夢中になってしまいました。

 

渡辺氏、この本の目的は

「えせ情報を排して江戸の真実を描くこと」だそうだ。

もう一歩踏み込んだ江戸時代を知りたい方には、この本に限らず
渡辺氏の本をおすすめいたします。

 

 

 

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