風立ちぬ:堀辰雄著のレビューです。
映画ではどうなのか?気になるところです
原作を読んだことがなかったので、せめてどんな内容の話なのか、知っておこうと借りて来ました。
この暑さで読書がなかなか進まないのもあって、今回は児童書でサクッと読むことにしました。
ある作家の「わたし」と絵を描くことが好きな少女との淡く儚い恋愛ストーリー。
話の内容は複雑なものではなく、出会いから少女が結核の病で亡くなってしまうまでの、二人の静かで清らかな世界を描いたものです。
特に少女がまだ元気な時に二人で過ごした高原のシーンはとてもとても清涼感があり、本当に心地よい風が吹いて来そうな美しい情景が広がっています。
「風立ちぬ、いざ生きめやも。」
この詩の一節が出てくるあたりのシーンは秀逸。
さて、ジブリ映画では、この話が一体どんな風に描かれているのか?
ますます興味がわいてきました。