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【レビュー・あらすじ・感想】サイバラの部屋:西原理恵子

 

 

 サイバラの部屋:西原理恵子著のレビューです。

サイバラの部屋 (新潮文庫)

サイバラの部屋 (新潮文庫)

 

 

濃ゆい、深い、グッとくる、為になる!

 

徹子の部屋を思わせるタイトルから、ゲストをお招きしてその方にお話を伺う・・・という内容に違いないと。現に「サイバラの部屋」には、たくさんの著名人がやってくる。

 

しかし、回を重ねるごとにふと思う。「ゲストの話よりサイバラさんの話の方が多くね?濃くね?」と。や、たぶんこの対談の意図はきっとゲスト中心で行くはずであったのだろう。でも、気づけばゲストの方がサイバラさんに惹き込まれ、いつの間にか聞き役に回っている・・・そんな逆転場面がチラホラ。

 

とにかくサイバラさんの話は濃ゆい、深い、グッとくる、為になる。ゲストの人々がいろいろ質問したくなってくる気持ちも良くわかる。もともとサイバラさんとお知り合いという方も多く、すでに彼女の過去をいろいろご存じというケースも多いのだけど、それでもサイバラさんが話しはじめると、身を乗り出して話に聞き入っている様子が窺える。

 

特にサイバラさんが身を持って経験された子育て、お金、仕事についてはそれはもうド迫力あるトークばかり。女性が仕事を持つことの大切さや、子育ての楽しさについては何度も語れているが、その都度、ずっしり来るものがある。薄っぺらさがなく、人の心にも確実に響く話だ。

 

 

 

 

一方、学生時代にお金がなく、画材を買えないから学内の店で万引きしていたとか、学食をずっとタダで食べていたという話は正直笑えなかったな。それを堂々と武勇伝的話すのはいかがなものかと・・・・。昔の話なんだし、受け流せばいいじゃん?とはなれなかった。貧しかったからしょうがない・・・ということにはならないよな。

 

ということで、対談相手がどんな人でも、サイバラ色が侵食してゆくといった内容。よしもとばななさんやともさかりえさんと話すオカン談義はご近所さんの井戸端会議的感覚で楽しめるし、ホリエモンとはダイエットの話で盛り上がる。

 

普段とはひと味違うぶっちゃけトークっぽく、肩ひじはらずに各々が話している。

 

高須先生とはまだお付き合いがはじまる前?公表前?のサイバラさんですが、チラチラと高須先生のお名前も登場。のちに彼氏になるんだよな・・・とこちらはニヤニヤと。

 

人生いろーんなことがあるけれど、この本を読むと自分までも豪快になれそうな気がする(笑) 「あの人と話すと元気になれる」って経験がみなさんにもあると思うのですが、サイバラさんはそういう人なのだ!と、改めて思う。生命力、漲っています!