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【レビュー・あらすじ・感想】乙女の初恋: 折原みと

 

 

 乙女の初恋: 折原みと著のレビューです。

乙女の初恋 (文芸)

乙女の初恋 (文芸)

  • 作者:折原 みと
  • 発売日: 2010/11/11
  • メディア: 単行本
 

 

「乙女の花束」の続編です。
前回のレビューはこちら↓↓

乙女の花束:折原みと

 

感想・あらすじ

恋の予感が漂う2年生♥

 

乙女度のとっても高い本書。
名家の令嬢が通う鎌倉の全寮制高校「桜の宮女学院」。

 

主人公・風子も2年生になり、制服のスカーフの色も変わり、彼女を慕うかわいい後輩もでき、なかなか充実した学園生活が期待できそうです。

 

なんといってもタイトルから「初恋」という文字があるだけに、恋の予感も!

 

1月ごとに場面が変わる設定は前回同様、まるでカレンダーをめくるように風子たちの様子が変化してゆきます。また、今回はちょっと怖い話なんかも出てきます。

 

で、風子の恋。最初は上手くいくのかな~なんて、のんびり構えていたら、後半、やっぱり嫌な予感が当たったというか、「ジャカジャーン♪キタ―」と効果音が流れるメロドラマ風味の展開を見せてくれました。

 

いやぁ、、、これがあるから止められないのですわ。解りやすい展開すぎてハマるというか・・・。

 

そんな大波が後半数回あります。前半はまったりしてたのだけど、後半の展開に身を乗り出したといった流れでした。

 

 

 

 

初恋だからこその初々しさ。
初恋だからこその大胆さ。

なんだかお姉さんはその都度ドキドキさせられました(笑)
それでも、風子は前進していったなぁ~。

 

さてさて、風子のお相手はどんな人か?
ライバルの出現で恋の行方は?

 

運命って言葉を信じたくなるような展開に身を任せ、乙女の園にずっぽりはまった時間になりました。

 

高校三年生の風子も見たいのですが、続編の予定はあるのでしょうか・・・?

 

文庫本