乙女の初恋: 折原みと著のレビューです。
「乙女の花束」の続編です。
前回のレビューはこちら↓↓
感想・あらすじ
恋の予感が漂う2年生♥
乙女度のとっても高い本書。
名家の令嬢が通う鎌倉の全寮制高校「桜の宮女学院」。
主人公・風子も2年生になり、制服のスカーフの色も変わり、彼女を慕うかわいい後輩もでき、なかなか充実した学園生活が期待できそうです。
なんといってもタイトルから「初恋」という文字があるだけに、恋の予感も!
1月ごとに場面が変わる設定は前回同様、まるでカレンダーをめくるように風子たちの様子が変化してゆきます。また、今回はちょっと怖い話なんかも出てきます。
で、風子の恋。最初は上手くいくのかな~なんて、のんびり構えていたら、後半、やっぱり嫌な予感が当たったというか、「ジャカジャーン♪キタ―」と効果音が流れるメロドラマ風味の展開を見せてくれました。
いやぁ、、、これがあるから止められないのですわ。解りやすい展開すぎてハマるというか・・・。
そんな大波が後半数回あります。前半はまったりしてたのだけど、後半の展開に身を乗り出したといった流れでした。
初恋だからこその初々しさ。
初恋だからこその大胆さ。
なんだかお姉さんはその都度ドキドキさせられました(笑)
それでも、風子は前進していったなぁ~。
さてさて、風子のお相手はどんな人か?
ライバルの出現で恋の行方は?
運命って言葉を信じたくなるような展開に身を任せ、乙女の園にずっぽりはまった時間になりました。
高校三年生の風子も見たいのですが、続編の予定はあるのでしょうか・・・?
文庫本