うずまきぐ~るぐる 

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【レビュー】某: 川上弘美

 

某: 川上弘美著のレビューです。

某

  • 作者:川上 弘美
  • 出版社/メーカー: 幻冬舎
  • 発売日: 2019/09/12
  • メディア: 単行本
 

 

 

設定が結構斬新!?ちょっと理解するのが難しかったかな~~

 

 

川上弘美さんの作品はまだ数えるほどしか読んでいませんが、こうい作風もありなの?と、質問をしたくなるような作品でした。んー私にはちょっと理解できなかったし、現実味もないというか、何を言わんとしているのかさっぱり。読んでも読んでも疑問が増すばかりで、結局ラストまでズルズルした感が・・・。

 

最初はね、「お!新鮮」って感じたのですが、繰り返されると「もういいかな」ってね。なにか一向に話が絞り込めず、集中して読めなかった。と言うか、自分はこの世界に入れなかったってことでしょう。←色々、書きながら敗因を考えて出たのがここ。

 

 

 

「某」とは、だれでもない者。女子高生ハルカ。そのハルカから、どんどん人物が入れ替わって生きて行くという話。人種、年齢や性別を変えながら生きる彼ら。過去の記憶をうっすら持ちながら生まれ変わる。

 

自分が何者かであるか分からず生きることの難しさを描いた小説であるのかな?名前も国籍も性別も年齢も過去も分からないままこの世に存在する不安定さって、想像すらつかないなぁ。だからこそ小説にしたのかもしれませんね。

 

やがて彼らはそんな世の中で自分と同じような「某」の存在を知り、仲間になり、経験を積んでいくわけだが・・・。

 

また、「死」との向き合い方も。「死ぬのが怖い」ということはどういうことなのか?など、彼らを通して見えてくるものがある。そういう意味では、とても深い意味を持つ小説なのかもしれません。

 

川上さんの文章は読み易く、たとえ自分に合わないと思ってもスルスルと読めてしまう。これは凄いことだと思います。しかし、今回は読めてはいても、内容に自分が追い付けず残念。

 

ということで、この作品は自分には合わなかったけれども、本棚には「真鶴」控えています。こちらはみなさんの評価も高いのでちょっと楽しみです!