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【レビュー】一切なりゆき 樹木希林のことば :樹木希林

 

一切なりゆき 樹木希林のことば :樹木希林著のレビューです。

一切なりゆき 樹木希林のことば (文春新書)

一切なりゆき 樹木希林のことば (文春新書)

 

 

 

どう読むかは人それぞれだとは思うけれども・・・

 

樹木希林さんが各方面でお話しされた言葉の数々を集めた1冊です。
お亡くなりになって追悼番組等いくつか見ましたが、希林さんにしか出せない雰囲気、語り、生き方、どれもこれも惹き込まれるものがあり、いつまでも聞いていられるものが多かった。

 

そのどれもが「すごいなぁ~」「マネできるものではないなぁ~」と思わされるものばかり。特に病気を発症してからの生き方は「強い」の一言に尽きる。こんな風に病気と向き合えるなんてなぁ・・・。

 

最初は楽しく読んでいたのに、途中からやっぱり生の声が聞きたいと淋しい思いが押し寄せる。

 

そして、もし希林さんが生きていたら、このような本を出版することを望まれただろうか?という気持ちがふつふつと沸き上がって来る。

 

色々なことに真摯に取り組んで、こだわって、妥協せず、ひとつの「樹木希林」というカタチを作り続けてきた方であっただけに、その生涯をダイジェスト的に急いでかき集めたような一冊に、何故だか私が虚しくなってしまった。こんな気持ちになるなんて、読む前はつゆほども思わなっかったのに。

 

希林さんが亡くなる少し前、だいぶ昔の「別冊太陽」を読んでいた。着物に関する特集かなにかっだったと思うのですが、そこから伝わって来る雰囲気はやっぱり希林さんの息がかかっていたからこその独特な世界があり、素敵なもので溢れていた。

 

もう居ないから何を言ってもしょうがないし、多くの人々が読みたかった内容である一冊であるのは確かだ。

 

これが人気者の宿命というものかしら。しかし、なんとなく希林さんのお考えから、かけ離れたところにこの本はあるような気がしてならない。

 

 

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