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【レビュー】わるい食べもの:千早茜

 

 わるい食べもの:千早茜著のレビューです。

わるい食べもの (単行本)

わるい食べもの (単行本)

 

 

 

何があろうと食べて、食べて、食べまくる

 

千早さんの小説は何冊か読んでいるけれど、エッセイは初めてかな?と読みながら気づく。というのも、千早さんのバックグラウンドは知らないことだらけ。村山由佳さんの子分的存在?くらいしか実は知らなかったのだなぁと改めて思う。

いつも楽しませてもらっているのは美味しい物の画像ツイート。本当に食べることが好きなのだなぁということが分かる。甘いモノをそんなに食べて大丈夫?と時に思うのだけれども、そんなことは我関せずと言った具合に次々とツイートされるのです。

なんとご主人は料理人。ということでご自宅の本棚からご夫婦の会話まで食の話題が満載な環境のようです。また、小さい時にお父さんの仕事関係でアフリカに住んでいたということも初耳。その頃の珍しい話なども語られています。

本書は生粋のグルメ本ではない。どちらかと言うと食にまつわる自分語り的なものだ。
通常食べもののエッセイって「おいしそう」「食べてみたい」とこちらの食欲を刺激する類の話が多いけど、千早さんの文章からそれを感じることはほとんどなかった。それが嫌とかいうのではないのですが、ちょっと拍子抜けした感じでした。が、これはこれで良いと思える。

全体的なイメージは「漫画肉を食べている人」。食べて食べて食べまくる。暴飲暴食の日もあれば、泣きながら食べまくる日もある。とにかく食べることが生活の中心にあるような方なのです。

そして主義主張が結構強い方なのだなぁーと感じる場面が多かった。なので、読んでいてその圧が時に疲れる。キリっとした文体にグイグイ自分の意見をぶつけて来る尖った感じは、とってもスパイシーなのです。そんな中、たまにほろっとさせられるマイルドな話が混じっているので読みごたえは確かにあるのです。友人の猫の話が印象的です。

でもね、やっぱり食の本は肩肘張らずに、ゆったりとした気分で読める本の方が好きだな。なんて言ったそばから「読まなくて結構です」とピシャリと言われそうである(笑)

本書で唯一気になった食べ物は岐阜県の「明宝ハム」。東京でも買えるところがあるみたいなので、見つけたら絶対買います!

ということで、千早さんがどんな方なのか知る手がかりになる一冊とも言えます。

 

 

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