ミルク世紀:寄藤文平・チーム・ミルクジャパンのレビューです。
ミルクによるミルクのためのミルクの本
「中央酪農会議」の草の根運動で、「もっとミルクをのんでくれ!」という意味を込めて作られた一冊。
牛の乳だけでなく、ブタの乳は甘いとか、ネズミルクは珍味とか、犬乳はマニア向けとか、面白いけどちょっと微妙にわけがわからんという雑学が、ゆる~い絵と一緒に描かれています。
特に動物おっぱい図鑑は面白い。
犬や猫やブタなんかは、赤ちゃんがたくさんお乳を飲んでいるシーンを見る機会があるので、だいたいの数が想像できるけど、具体的に何個くらいあるのかというのがこの図鑑を通して知ることが出来る。牛や、ウマの位置がちょっと微妙…(笑)
また、かなりのページ数を使って紹介されているのが「ミルクレシピ」。
ミルク+〇〇 にしたら、どんな味になるかってやつです。
例えばしょうゆは、上品なたまご豆腐のような味になるとか。
あとは、ミルクリゾットなどのお料理や甘いものなどのレシピも掲載されていました。
牛乳は30年以上、値段はほとんど変わってないそうです。
身体のカルシウムの40%を支えてくれる重要な飲み物ということで、みんながみんながいつでも飲める価格になっているそうです。
大人になってからは牛乳本体だけ飲むということはめっきりなくなりましたが、牛乳の底知れぬパワーを知り、腰に手を当て、グビグビ飲んでみようかな~という気持ちがわいて来ました。
身近すぎる飲み物のちょっとした発見が出来る本です。
大人からお子さんまで誰が読んでも愉しめると思います。