ネコヅメのよる :町田尚子 著のレビューです。
感想・あらすじ おたくのねこもきっと・・・
本を開くと、階段の上段からねこがしずかにお出迎え。
わけもわからず、ついてゆくと・・・・
ん~ この家の雰囲気・・・
ひとけがなく、ちょっとひんやりするんだよねぇ・・・。
ひょっとしてホラーなのか?と考えるも束の間。
「そろそろかもしれない」
と、いきなりねこがシャキッとする。
「まちがいない」
って、その目、かなーり怖いったら。
なにが?なによ?まちがいないって・・・・
あっちからもぞろぞろ。
こっちからもぞろぞろ。
ぞろぞろ、ぞろぞろ・・・・
わけもわからずこぶしを握りしめ、ぞろぞろに参加する。
なにが、なにが、あるの?その先に?
ふぅふぁぁあああ~~~~~~~~~~~~~~(←山場を迎えたときの声)
お宅のねこちゃんも、たまにシャキーンとして、
夜中にいそいそお出かけしていませんか?
そーっとついて行くとそこには・・・・
ねこの絵、とっても迫力があります。
そしてそして、「何かが起こる」というドキドキ、ワクワク感が強く、ページを追うごとに緊迫感が増してゆくというまるでお化け屋敷の順番待ちをしているような感覚でした。
内容的にはとってもお茶目なんですけどね。
著者の町田さんからのメッセージも必読です。
一時、どうも絶版になったみたいですね。現在は版元を変えて新たに出版されいるそうです。
ネコヅメのよるについて
出版社 : 岩波書店
発売日 : 2021/11/16
単行本 : 32ページ
サイズ:26.3 x 21.7 x 0.9 cm
対象年齢:3歳~ ☜大人が読んでも楽しいのでオール世代だと思います。