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うずまきぐ~るぐる 

*** 新しい本との出合いがきっとある★書評ブログ ****

【レビュー・あらすじ・感想】集団葬儀:くるむあくむ

 

 

集団葬儀:くるむあくむ著のレビューです。

☞読書ポイント 

こんなアルバイトって.....。掲載されている写真も含め、雰囲気そのものを味わえるホラー小説。設定の不気味さはもちろん、なかなか凝った細工や演出も感じられる一冊。

 

集団葬儀

集団葬儀

感想・あらすじ 

 

結婚式のサクラのバイト、いわゆる代理出席は聞いたことがありますが、お葬式にもそのようなものがあるのか?

 

本作では自分とは全くかかわりのなかった人のお葬式に行くという日払いのアルバイトを先輩に紹介されたところから始まる。ちょっと迷ったけど好奇心が勝り、主人公は行ってみることにした。

 

このバイトの内容は「葬式に行って会場内の全ての故人に挨拶をする」という何とも奇妙なもの。すべての故人?って......。そう、このお葬式は「集団葬式」なのです。もうこの時点でゾワゾワします。

 

亡き者たちは年齢も死因もみな違う。棺の横にはかならず悼む人がいて、主人公は棺を一人一人覗き、故人の話を聞くことになる。全部で6つの話が登場。どの話もちょっと不思議だったり不気味だったりする。私的には池の水に執着する少年の話「水の渇き」が怖かったなぁ。

あと、ぼわーっとした写真が出て来るんですけど、これが怖さを倍増させている。暗すぎて目を凝らして見てしまったりするものだから、なんか見えてきちゃう気がしたり。このあたりの演出が上手いなぁ。とにかく雰囲気づくり、演出力のある作家だと言えます。

 

 

 

さらに、、、作品の世界を再現したリアルイベントが秋葉原で行われたそう。企画ものとわかっていても怖すぎる。(現在は終了)

 

ラストに来て私の場合かなりびっくりする出来事が起きた。私はこの本、図書館から借りて来たのですが、こんなことが起きるとは.....。思わず声が出てしばらく呆然、そんなこと我関せずと言わんばかりに物語は終わっていた。

 

以下ネタバレ(これから読む人は読まないでね)

 

実はこの本の最後のページに、紙が挟まっていたのです。15㎝くらいの長さの紙なのですが、白黒印刷で「☚左集団葬儀式場』と矢印が書かれた立て看板のイラストが載っている。(葬儀場へ行くまでの道案内的な看板)。裏には先ほど書いた秋葉原のイベントの案内ではあったのですが....。私は横になりながら読んでいたので、いきなりハラハラ~ってこの紙が落ちて来た時には、心臓が飛び出しそうなほどビックリしました。

ということで、次読む人にも驚いていただきたいので、同じように挟んで返却。図書館の司書さんはこの紙に気づいているのかな?通常このような付属品は丁寧に加工して挟んでいたりしますが、今回はぺラ~っとしたままはさまっていたので余計に怖かったです。購入の方は楽しめるかもですね(イベント終了しているからもう引き抜かれてるのかも)