本を読んだことがない32歳がはじめて本を読む:かまど・みくのしん著の感想です。

☞読書ポイント
本を読んだことがない32歳がはじめて本を読む~走れメロス・一房の葡萄・杜子春・本棚
感想・あらすじ
結構話題になっていたので気になっていました。タイトルから想像はできるものの、どんな内容なのか不明。恐る恐る読み始めたら、まぁーそれはそれは、賑やか!(笑)いや、でも、読み込むほど、この「みくのしん」さんの豊かな感情表現にやられるというか、こんな風に読書したことは自分にはないかもと考えてしまう。
そりゃーわたしも人間ですから、じわじわと涙ぐんだ作品もあるし、大声で笑ってしまったこともある。けれども、みくのしんさんほど登場人物に深く共感したり、怒りを覚えたりしたことってあったっけ?なんて、思ってしまいました。自分の読書は浅いのかな~とか。
とにもかくにも、みくのしんさん、泣くときは大泣きしてるし、怒るときはそれこそ目を釣りあげて怒る。1行1行を深く読むので、時間はかかるんだけれども、その分、じっくり作品と向き合っているのが窺える。
さて、その様子はどのようにしてわかるかというと、作品の文章を1~2行という単位で掲載していき、その文章に対してみくのしんさんのコメントが入る。時々、相棒のかまどさんも登場し対話形式になっている。そして、大きく感情が動いたときなどは、その表情を写した写真が掲載されている。時にティッシュを握りしめて大泣きしていたり、大きな口を開けて笑っていたり、ホワイトボードで説明してたりと、本当忙しい(笑)

そんなペースなので、ひと作品終了するまで気が遠くなりそうな感じがするのですが、これが意外にもあっという間に楽しめてしまうから恐ろしい。みくのしんさんの思ってもみない想像力に驚かされたり、一緒に泣き笑いしてしまったりで、既読本でもまったく新鮮な気分で読めるという。私自身もこんな読書体験は初めて。何というか天真爛漫で無垢な気持ちで読書するみくのしんさんから目が離せなくなってしまいます。みくのしん、恐るべし。
また、読み込み方が尋常じゃないくらい深い。もうほんと、一字一句逃さず、作品と対話しているのです。かまどさんもよく言っていますが、「そんな風に読むのか....」と感心させられることもしばしば。
そして何といっても心から読書を楽しんでいるみくのしんさん。その姿を見るのもまた楽しい。これに尽きます。
で、どんな本を読んだかというと「走れメロス」「一房の葡萄」「杜子春」、加えて雨穴さんの「本棚」。雨穴さんは知り合いのようで、本書にも登場。みくのしんさんと一緒に読みます(笑)つまり作者と読者が一緒に読むという企画です。
ということで、みくのしんさんのおかげで、私も有名な作品を深く堪能することができました。なんかほんとう、新鮮というか風変わりな読書になりましたが、とっても楽しかったです。続編は国語の教科書を読むらしいので、読んでみたいと思います。
プロフィール
かまど:株式会社バーグハンバーグバーグ ディレクター・ライター 福岡県出身。テレビ・ラジオの構成作家として活動したのち、バーグハンバーグバーグ入社。オモコロライターとして多数のPR記事執筆に携わり、オモコロの姉妹メディアであるオモコロブロスの編集長も務める。
みくのしん:株式会社バーグハンバーグバーグ ディレクター・ライター 東京都出身。オモコロライターとして活躍後、バーグハンバーグバーグに入社。後にオモコロ副編集長に就任。ライターなのに文字を読むことが苦手で、32歳になるまで本を読んだことがなかった。(Amazonより)
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