東京MXTVの5時に夢中!で紹介された本や映画を掲載しています。

東京MXTVの5時に夢中!で紹介された本や映画を紹介します。新潮社の中瀬ゆかりさんが番組内のコーナーで、月に1度、3本ほど紹介しています以下は、おおまかなあらすじと、中瀬親方が話していたことを簡潔にまとめたものを掲載しています。親方はどんな本を紹介してくれるでしょう。早速見て行きましょう!
漫画:ぼっち死の館:齋藤なずな
中瀬さん:
手塚治虫文化賞・マンガ大賞候補作。78歳の方の実体験をもとに描かれている。団地を舞台に、入居してくる様々なボッチ高齢者のリアルな日常を描いた8つの短編集。
人間は誰しも一人では生きていけない。心を開くことで始まるつながりはもちろん大切。なによりシニア世代の生活って意外に楽しそうだなと思えた。寂しさと楽しさが表裏一体。おばちゃんたちの井戸端会議など楽しそう。
私も10年、20年後、ぼっちで寂しくなるのかな~って怯えていたんですけど、シニアのこういう暮らしも結構楽しいじゃんって。高齢者の住む団地って暗いイメージがあるけど、読んだ後に年を取るのも悪くないなって感じることができる。
シニアをテーマにした作品は今後いろんなところで新しいジャンルとして増えてくると思う。特に若い世代の人は老後のことを心配している。何とかなるよって気持ちで読んで欲しい一冊。
次は大関👇
【大関】映画:山逢いのホテルで
中瀬さん:
大人のラブストーリー。障害のある息子を一人で育てる仕立て屋クローディーヌ。息子の介護と恋愛どちらを選ぶか。ジャンヌ・バリバールの繊細で感動的な演技。すべてが柔らかい絵画のような美しい作品。クロディーヌが最後に選んだ道とは....?
構成力が素晴らしく、ダイアナ妃と対照で描かれている。ラストの彼女の選択には強く心を揺さぶられ、何とも言えない余韻に浸り、しばらくその場から動けなくなりました。
母と女と言う、多くの女性が直面する二面性の葛藤を、構成力や描写力をもって描く素晴らしい作品。デビュー作とは言えなほど完成度が高い。みなさんも劇場でご覧下さい。
いよいよ横綱👇

【横綱】小説:虚の伽藍:月村了衛
中瀬さん:
社会派ノアール作品。バブル期の京都が舞台。25歳の若き僧侶が京都を牛耳る腐敗した闇社会の地上げ戦争を制しのし上がっていくという、ものすごいノアールな物語。
壮絶な利権争いへと。欲望にまみれた寺を正しい道へと戻すために、あえて自ら悪に染まっていく。ヤクザを利用して京都の支配者へとのし上がる様子はまさに「坊主版アウトレイジ」。登場人物は全員悪者って感じです。
息を飲むような展開のオンパレードであっという間に読み終わった。五木寛之先生が、偶然この本を書店で手に取って、「やぁー、徹夜しちゃったよ、山崎豊子や松本清張に匹敵する超エンタメだ」って言っていたそう。92歳を徹夜させるという恐ろしい本。
すでに各方面から「今年読んで一番興奮した超ド級エンタメ」って声が届いている。みなさんも五木先生に続いて徹夜してハマってください。
★中瀬親方の推し度合が高めの一冊だと個人的には感じています!
後記
『虚の伽藍』面白そう。徹夜覚悟ですねぇ。特に山崎豊子氏や松本清張氏の作品が好きな人は必読ですぞ。私も是非読んでみたいと思います。それにしても1年あっという間。来月で今年のエンタメ番付もラストですね。年末年始の関係で少し早めにやるのかな?それでは、また来月。





