Web Analytics Made Easy - StatCounter

うずまきぐ~るぐる 

*** 新しい本との出合いがきっとある★書評ブログ ****

【感想・あらすじ・レビュー】たぶん私たち一生最強:小林早代子

 

 

たぶん私たち一生最強:小林早代子著のレビューです。

☞読書ポイント 

本当の幸せってどこにあるんだろう?愛もお金も仕事も全部手に入れるのは無理なことなのか?悩みながらも前に突き進む彼女たちの姿と、赤裸々なトークに、意外にも明るい未来が見えてくる。

 

たぶん私たち一生最強

たぶん私たち一生最強

感想・あらすじ 

まだシェアハウスなんて言葉すらなかった昭和。学校や仕事が終わると一目散に友達に会うことが一番の楽しみだった時期があった。会えば何時間でもダラダラ話したり、ドライブしたりと時間がいくらあっても足りなかった。いっそのこと、同じところに住めばすごく楽なのにねぇ~なんて言ったりして。でも現実はそこまでの行動力もなかったわけで。そうこうしているうちに、ひとり、そしてまたひとりと結婚や留学などそれぞれの道へと歩み出した。そんな20代後半。

 

20代後半は女性にとって結構しんどい時期でもあるんですよね。恋愛、仕事、キャリア、結婚、出産等など、目の前に迫る選択肢の数々に戸惑いながら、なんとかこの時期を乗りこえていく。だからこの時期一緒にいてくれる女友達は本当に心強い存在なのです。

 

 

 

 

本書はそんな20代後半の悩み多き女性たちの日々を綴ったもの。日本版「セックス&ザ・シティ」なんて前評判があったので絶対読みたい!と思ってかなり前のめりになっていたのですが、そこまでではなかったかな~。なにせあちらはセレブだし。共通点は仲良し女4人組がわちゃわちゃしているところですかね。

 

物語はタイトル通り「一生最強の人生」ということで、女子4人で一緒に住むことをに。各自それなりに悩むものの、この選択をわりと軽々実行してるところがすごい。4人の会話もかなり赤裸々で、軽快なトークに引き込まれるわけだけど、どんなに気心が知れている女友達とはいえ、それぞれ言えない繊細な悩みもあったりして、そこが妙にリアルに感じられた。

 

結婚、出産、家族の在り方など、いわゆるよく言う「多様性」を、まざまざと見せつけてくるのだけど、あまりガチガチになっていないところが心地よい。とにかく自分たちがいかに幸せな人生を送れるか?そのためにはどうしたらいいのかって部分を考え、サラッと掴み取っていく過程が痛快なのです!

こういう決断はやはり若い時期が良いのだなぁと改めて思う。人生後半になると、誰かと一緒に暮らす難しさも知り、自分の生活ペースも変えたくないなど、なかなか新しい生活はハードルが高い。彼女たちは選択するのにギリギリの年齢だったかもねぇ~なんてことを年長者は思うのです。でももしかしたら老後の生活、このパターンは案外ありかも?とも思うのです。なんてたって女性は長生きですからねっ。

 

 

 

 

わたしが思っていたよりずっと長く続いていく彼女たちの同居生活。途中いろいろ生活の変化はあるものの、やがて人数も増えるのですよ!これが。そこがなんとも胸熱な展開です。彼女たちが本当の意味で「一生最強」を実感するのは、さらにこれからだと思います。

にしても、前半の彼女たちの女子トークはすごかった。男性が読んだら後ずさりしちゃうかも(笑)ふふふ。

■電子書籍

小林早代子プロフィール

1992年、埼玉県生まれ。 早稲田大学文化構想学部卒業。2015年「くたばれ地下アイドル」で第14回女による女のためのR-18文学賞読者賞受賞。(新潮社・著者プロフィールより)

合わせておすすめ

Amazon.co.jp: Prime Student - 学生のためのお得なプログラム