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【感想・あらすじ・レビュー】恐い食べ物:松原タニシ

 

 

恐い食べ物:松原タニシ著のレビューです。

☞読書ポイント 

食べ物の話で、こんなにも打ちのめされるとは......。という気持ちと戦いながら、恐い世界も同時に襲ってくる。

 

恐い食べ物

恐い食べ物

感想・あらすじ 

ちょっと想像していたのと違ったかな。というのも、筆者は「事故物件住みます芸人」として活動しているそうで、そういった怖い話に食べ物を絡めた話が多い。なのでリアルで生臭いっていうか・・・。

 

事故物件に住むだけあって、ご本人が体を張って実験・検証を試みているものもあり、何が一番恐いって、これらを本当にやってしまうタニシ氏が一番恐い。恐いことに自ら首を突っ込んでいくような姿勢がスゴイ。

 

 

 

 

印象的だったのは、イギリスには「寝る前にチーズを食べると悪夢を見る」という迷信があるそうだ。日本でも、ある乳酸菌飲料を飲むと安眠が得られると一時話題になったけど、「悪夢を見る」という人も続出したそうな。(よく寝られるは聞いたけど、悪夢の方は初耳!)そこでタニシ氏はチーズの青カビと乳酸菌の共通である「菌」に注目。

 

タニシ氏は加えて、島根県猪目洞窟(その洞窟の夢を見ると死ぬ)へ行き、その場で、スティルトンチーズと乳酸菌飲料を同時に摂取して寝るということを試みる。

 

 

ここにはコウモリがたくさんいたそうで、想像するだけで鳥肌が立ちます。結局、彼は洞窟の真ん中あたりでチーズと乳酸菌飲料を飲み、寝袋にくるまって寝るのだけど、本当にようやるなぁ...としか言いようがない。これが「チーズ」という話なんですよ。もうチーズとか菌とかはどうでもいい感じですが(笑)最終的に何が起こったかは本書にて確認してください。

 

 

 

 

あちこち人から聞いた恐い話なども集めた感じで、話の長短も様々。ほとんどがすぐ忘れてしまうような話だけど、タニシ氏が体を張ってやったものが強烈に頭に残ってしまう。

 

一番「オエッーーー」と来たのは、カイワレの話です。ある「土」で育てたカイワレ。それを食べている写真も掲載されちゃってたりするんですが、もうこの人、正気ですか?ってなる。お仕事半分ってのもあるでしょうけど、ほんと、ほどほどにお願いします。

松原タニシプロフィール

1982年4月28日生まれ。兵庫県神戸市出身。松竹芸能所属のピン芸人。現在は「事故物件住みます芸人」として活動。2012年よりテレビ番組「北野誠のおまえら行くな。」(エンタメ~テレ)の企画により大阪で事故物件に住みはじめ、これまでに大阪、千葉、東京、沖縄、香川など17軒の事故物件に住む。事故物件で起きる不思議な話を中心に怪談イベントや怪談企画の番組など多数出演する。

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ほんとはこっちを先に読むはずだったんだけど、食べものにつられて「恐い食べ物」を読んでしまった。旅の方はどうなんだろう....。不安しかないけど、好奇心が止まらん。

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