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【感想・あらすじ・レビュー】わからない:岸本佐知子

 

 

わからない:岸本佐知子著のレビューです。

☞読書ポイント 

岸本さんのこれまでのエッセイや書評、日記などがたっぷり詰まった一冊。岸本さんが普段どんな本を読んで、どんな感想を持つかにも注目。ボリューム満点、キシモトワールドを読み尽くそう。

 

わからない

わからない

感想・あらすじ 

「四半世紀分のキシモトワールド」ということで、エッセイ、本にまつわること(書評)、日記など、様々なメディアに寄稿された文章を一冊にまとめたものになります。岸本さんのエッセイ集のなかでも群を抜いたボリューム!読んでも読んでも終わらない幸福感が(笑)

 

エッセイはいつもの感じで相変わらずの不思議な空間。というか、岸本さんがかなりのオカルト好きとは!まぁオカルト番組を見る機会が多かった世代だから、自分も含めてそうなるのは自然な流れではあるわけですが。

 

 

 

 

にしても、岸本さんの文章や感性ってどこかオカルトテイストなのでいろんな意味で納得感がありました。「YRP野比」って駅ですら、読んでいくうちに混沌とした感じになっていく。これ、リアルにある駅なの?なんって気になってしまい途中で検索に走る。

第二章は岸本のさんが読んだ本のあれこれを綴ったものがいっぱい。書評依頼で読んでいる本も多いからなのか、意外にもハウツー系の本も多い。面白かったのは片岡義男の小説ついてのあれこれ。うちの本棚もかなりの量の片岡本が鎮座していますが、岸本さんもなかなか手放すことが出来ないそう。なんか親近感!

 

片岡本の考察も面白かった。何度も頷き、共感の嵐。片岡の小説に出て来る美しい大人の女性たちは三文字漢字の名前がほとんどだったなぁ、、、なんてことを思い出す。漢字二文字名前のわたしは、漢字三文字名前にかなり羨望の眼差しを向けていました。今となってはどうでもいいことだけど懐かしいなぁ。片岡本は若き日にタイムスリップできる本かも知れぬ。

 

あと三浦しをんさんについてもちょこっと書かれていた。お二人になんとなく共通するものを感じる~なんて思っていたら、しをんさんが登場。なんだろう、お二人の共通点って。

 

 

 

 

第三章は日記です。1ページ2段組で、1日について多くても10行くらいの日記が続きます。訳者さんの生活ってどんな感じかな~ってことが大まかに伝わって来ます。

 

ということで、岸本さんのバラエティーパック的な一冊。様々な角度から岸本さんのことを知るのに適した一冊ではありますが、やはりエッセイが断トツ面白かったです!

岸本佐知子プロフィール

翻訳家。訳書にスティーヴン・ミルハウザー『エドウィン・マルハウス』、リディア・デイヴィス『ほとんど記憶のない女』、ニコルソン・ベイカー『中二階』、ジャネット・ウィンターソン『灯台守の話』など多数。編訳書に『変愛小説集』、著書に『なんらかの事情』など。2007年、『ねにもつタイプ』で講談社エッセイ賞を受賞。(新潮社・著者プロフィールより)

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