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【レビュー・感想・あらすじ】ポップス大作戦:武田花

 

 

ポップス大作戦:武田花著のレビューです。

 

☞読書ポイント 

いつもはモノクロ写真を掲載した作品が多い花さんが、今回はカラー写真に挑戦した。エッセイは亡くなったご両親や愛猫、そして一億年前の恐竜などが出てくる不思議さんっぷりは健在!独特なフォトエッセイは、時空がちょっとだけ歪む。

 

感想・あらすじ いつものモノクロ写真からカラー写真にチャレンジ!

 

久しぶりの花さんのフォトエッセイ。この方の本を読みたくなるのは疲れている時だったりする。どこか知らない寂れた街を、気ままに漂う感じが気に入っている。しかし今回はタイトルからしていつもと違うムード。どうなんだろう。

 

 

 

まず早々に戸惑ったのはカラーページだったこと。中を読んでいくと、花さんご自身もカラー写真は初めての試みだという。あちらさんも戸惑っている。お互いの立場で戸惑っているのは、結局、最後のページまで続いた気がします。

 

とは言え、途中から調子が戻ったのか、独特な花さんの世界が出てきたように感じる写真の数々。いつもと違ってえらく抽象的というか、ある意味芸術的と言うか。

 

時々、死んだお父さん、お母さん、そして愛猫のくもちゃんが登場。

時々、昔からある人形や置物が登場。

時々、一億年前の恐竜と交信。

「ねえ、そっちでは今、どんな景色が見えるの?」

 

今回は知らない町を漂うというより、異世界を漂っている感じ、浮遊感もある。

しかし、本当にあったっぽい話もちらほら。まったく不思議な読み心地。

でもいつもと違ってどこか居心地が悪いのは、やはりちょっと怖いからだろうか。

 

さて、花さん。2年前に「自分に飽きた」そうなのだ。そして、カラー写真をやってみようということになったそう。モノクロ写真ばかり撮っていた花さんにとって、これは一大事。大作戦と言うことだったらしい。果たして作戦は成功したのだろうか。

 

いち読者としては、またモノクロに戻って~~~って言いたいけれども、たまにはこういう変化球も楽しいかも!?と、ちょっと新鮮な気分で不思議な旅は今回も終わった。

 

武田花プロフィール

1951年10月31日 - は写真家、エッセイスト。 東京都出身。 本名は武田花子。 両親は作家の武田泰淳、随筆家の武田百合子。

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