ノスタルジーはスーパーマーケットの2階にある:パリッコ著のレビューです。
☞読書ポイント
好奇心が止まらない!?とことんやってみよう!
タイトルに惹かれて読んだ一冊。なのでパリッコさんのこともなにも知らず、まっさらな状態で、ワクワクしながら本を開きました。
ちなみにパリッコさんはこんな方。
酒場ライター1978年東京生まれ。酒好きが高じ、2000年代後半よりお酒と酒場に関する記事の執筆を始める。著書・共著多数。漫画家/イラストレーター、DJ/トラックメイカーとしても活動中。
なるほど、画像検索まですると、ほぼ呑んでいるか食べている(笑)
タイトルに「スーパーマーケット」とあるから、スーパーのことがあれこれ書かれているのかと思ったのですが、どうもそれだけではなさそう。スーパーのオリジナルトートバッグの比較などふむふむと読んでいたら、いつの間にか面白クッキング?というか、ほぼ実験的な料理ネタになっていたりする。
以下、エッセイのタイトルを一部抜粋してみた。
・ホットサンドメーカーで1週間昼食焼き固め生活
・ごはんのおかずになる駄菓子をひたすら探す
・黄身なしゆでたまごを作って白身に感謝したい
・レシピカードに見つけたコレクション性
・お汁がじゅわっと染みこむ食材王座決定戦
などなど、知りたいような、そうでないような....不思議なパリッコさんの世界へと誘われます。「こいつ、バカだけどとりあえず楽しそうに生きているな」ってことだけでも感じてもらえたら...っていうお気持ちがパリッコさんの根底にあるのですが、まさに「それ!」って感じです。(笑)
まぁ、楽しんでしまったもの勝ちではないですが、好奇心旺盛であり続けることってなんだか大事だなぁとも思わされました。ステイホームな時代、家でどれだけ楽しみを見つけられるかって大きいと思う。
とにかくいろーんなことにチャレンジしている。
コールスロー(サラダ)だって、パリッコさんにかかれば、そのバリエーションがどんどん増える。様々なコールスローがレシピのような解説と一緒に一枚一枚写真掲載されているのだけど、残念なことに白黒写真なものだから、その微妙な違いが判らず、おいしそうとか、作ってみたいと思う気持ちには全くならい(笑)
けど、それがこの本の良さというか味というか、このどうでもいい感じがよかったりするのです。やり続けることに意義があるというかね。黄身のない白身のみのたまごの写真に至っては、自分は何を見せられているのだろう~なんて気持ちにもなるから笑える。
とにかく、バカバカしいって思いながらも最後まで読んでしまいました。ちょっとした暇つぶしに読むには最適!?かも。余裕のある方は、掲載されている料理を作るのもよし!といった感じでしょうか。
【つなぐ本】本は本をつれて来る