NHKの「ひるまえほっと」内で、女優・作家である中江有里さんが紹介した本を掲載。番組内で話されていた内容を、ざっくりですが文字に起こし、お伝えします。
番組コーナー紹介文
月に一度のブックレビューです。案内人は女優で作家の中江有里さん。年間300冊の本を読む中江さんが、幅広いジャンルからご紹介。あなたも夢中になれる1冊に出会えますよ!
今回のテーマは、表と裏です。
クジオのさかな会計士:ジャン二・ロダーリ
■内容紹介
作家である私は、北イタリアの名所・クジオのオルタ湖畔で創作のための取材をしていた。ペッテナスコの桟橋で物語の舞台について構想を巡らしていると、足にフィンをつけたスイマーから声をかけられる。桟橋に上がり近づいてきたのはオメーニャ村のポラローリという名の会計士。話しかけないでほしいと思っている私に、彼は熱く語りはじめる。身につけているフィンが特別なことや、魚になるためにトレーニングをしていることなどを。私は「マトモじゃない」という言葉を必死で頭から消して、彼の熱弁に耳を傾けるのだった……。--講談社HPより
たぬき:いせひでこ
■内容紹介
2011年の春、絵描きの家の庭にあらわれた たぬきの一家産む、育てる、いのちの絆の物語は、やがて別れと旅立ちへ。小さなからだ全身で「生きる」たぬきたちと、絵描きとのまぼろしのようなおはなし。---平凡社HPより
剛心:木内昇
■内容紹介
日本近代建築の雄、妻木頼黄(よりなか)。幼くして幕臣の父を疫病で亡くし、維新後に天涯孤独の身となり、17歳で単身渡米。のちにコーネル大学で学んだ異才は、帰国後にその力量を買われ、井上馨の「官庁集中計画」に参加。以来、官吏として圧倒的な才能と情熱で走り続ける妻木の胸には常に、幼い日に目にした、美しい江戸の町並みへの愛情があふれていた。闇雲に欧化するのではなく、西欧の技術を用いた江戸の再興を。そう心に誓う妻木は、大審院、広島臨時仮議院、日本勧業銀行、日本橋の装飾意匠をはじめ、数多くの国の礎となる建築に挑み続ける。やがて、数々の批判や難局を乗り越え、この国の未来を討議する場、国会議事堂の建設へと心血を注ぎこんでいくが……。外務大臣・井上馨、大工の鎗田作造、助手を務めた建築家の武田五一、妻のミナをはじめ、彼と交わった人々の眼差しから多面的に描き出す、妻木頼黄という孤高の存在。その強く折れない矜持と信念が胸を熱くする渾身作、誕生!--Amazonより
ぼくはテクノロジーを使わず生きることにした:マーク・ボイル
■内容紹介
真の「幸福」とは
携帯電話、パソコン、テレビ、洗濯機、電動工具、時計、ガスコンロ、蛇口の水も、いっさいない暮らしがはじまった。究極の生活から見えてきたのは―― 『ぼくはお金を使わずに生きることにした』著者の新たな挑戦!
3年間お金なしで暮らした著者が、今度は電気や化石燃料で動く文明の利器をいっさい使わずに、仲間と建てた小屋で自給自足の生活をはじめた。火をおこし、泉の水を汲み、人糞堆肥で野菜を育て、鹿を解体して命を丸ごと自分の中に取りこむ。地域の生態系と調和した贈与経済の中で暮らす1年を、詩情豊かに綴る。---Amazonより
ばにらさま:山本文緒
■内容
冴えない僕の初めての恋人は、バニラアイスみたいに白くて冷たい日常の風景が一転! 思わず二度読み!痛くて、切なくて、引きずり込まれる……。6つの物語が照らしだす光と闇 島清恋愛文学賞、本屋大賞ノミネート『自転しながら公転する』の山本文緒最新作!伝説の直木賞受賞さく『プラナリア』に匹敵るす吸引力! これぞ短編の醍醐味!---Amazonより
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<感想>
新年のブックレビュー、見逃しちゃいました!新年早々やっちまいました。ということで、中江さんのお話が聴けませんでしたが、ご紹介された本はNHKのHPで確認できましたので掲載させていただきました。テーマは「表と裏」。ピンク枠の小言は私の声です。中江さんの言葉ではありませんのであしからず。
ブックレビューは前回12月はなかったようで、今月はどうなるかなーって、告知は結構チェックしていたんですが、休み明けにいきなり!.....気を抜いてたら終わってました。トホホ。来月は見逃さないよう頑張ります(笑)
引き続き中江さんのご本も掲載しておきます♪ とても面白かったって声を聞きました!本が好きなみなさんもぜひ~♪
【過去のブックレビュー】