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うずまきぐ~るぐる 

*** 読書書評ブログ ***

【レビュー】おそロシアに行ってきた:嵐よういち

 

おそロシアに行ってきた:嵐よういち著のレビューです。

 

☞読書ポイント 

 ロシアがどんなところか、ロシア人ってどんな人たちか。観光地巡りというより、ちょっと人がいかないようなところを覗いてみたい。旅そのものはなしより、一緒に行った人とのやり取りなんかも楽しみたい。
おそロシアに行ってきた

おそロシアに行ってきた

 

 

寒さが尋常ではなさそうなおそロシア

 

本書は「本が好き!」のサイトで頼りになるレビュアーさんのTwitterで知ることができた一冊。おやじギャグ的なタイトルと、このイラストにやられ読むことに。

嵐さんと言えば、「世界「誰も行かない場所」だけ紀行」 ではじめて知った方。久しぶりだなぁと思いながら、恐る恐るおそロシアに入って行く。

 

登場するロシアの場所は、

・ウラジオストック

・樺太(サハリン)

・カリーニングランド

・モスクワ

・サンクトペテルブルグ

・イルクーツク

 

ロシアの地理に疎いわたしは、地図でそれぞれの都市を確認。というか、ロシア、広すぎて、嵐さんが訪れた場所はほんとにほんとにロシアのほんの一部に過ぎないということを目の当たりにする。その広さだけでも「おそロシア」な国なんだと感じた。

 

 

 

全体的な印象は寒い、人の気配がなく寂しい(樺太とか)、深い、夜等々、ちょっと暗めなトーンの街が多い。博物館とかは別として、本書を読んで行ってみたくなったか?と訊かれたら、「うむ」となってしまうほど、さほど魅力は感じない(失礼)しかも、極寒地域などはちょっとした冒険っていうか、命の危険すらあるところのような気がしちゃって、これは気力と体力のある若い時期に行くのが良さそうだ。

 

そんな何もないような場所を周った紀行本。面白さはあちこち行った場所のことよりむしろ嵐さんと同行者のMさんとのやり取りにあった。特に極寒のイルクーツクの二人旅の様子は、「この二人、実は仲悪いんか?」と心配になったりしたが、概ねお馬鹿なことをしながら、なんとか無事に旅を終えている。というかね、Mさん注目ですよ。ピロシキを探しまくったり、いきなり上半身裸になったり、足が痛い嵐さんを気遣うどころか厳しいことを言ったり。とにかく、ちょっと面白い人なんです。

 

ロシアの情報がそれほど詰まっている本ではないけど、例えばウォッカなど、度の強いお酒を好むロシア人。酒好きが多いのかと思っていたけど、嵐さんが極寒の街で迷子になりかけ、無事戻ったホテルでの行動を見ると、なるほど体を温めるには強いお酒は有効なんだということが解かる。もう本能的に求めてしまうみたいなね。

 

エルミタージュ美術館の地下で猫がいっぱい飼われている話や、「罪と罰」の舞台となった場所を訪れた話は興味深く読みました。また、お約束のアレ。やっぱやるんだね!と笑ったのが、「凍ったバナナで釘が打てるか?」という古典的な試み(笑).....とまぁ、いろんなことが繰り広げられた旅の本でした。

 

うははは!と笑いながら本を閉じるつもりだった。しかし、思わぬ形である人のことを知る。それは「あとがきとしての対談」に記されていた。ここでは嵐さんとMさんが語り合っている。

 

その中に掲載されていた1枚の写真が目に入った。PCの画面に映る一人の男性の姿。どこかで見たことがある人だなぁ.....と本文を読んで思い出した。そう、彼はTwitterで相互フォローをしていた方でした。バックパッカーをされていた方で、わたしのTwitterも「旅好き」ということでフォローしてくださった方。Twitterを始めたばかりのころなのでよく覚えている。

 

嵐さんたちの対談のなかで彼が亡くなったことを知った。そういえば見かけてないなぁ(ツイートされてない)ということに、今更ながら気づいたわたし。2017年に亡くなったとのことだが、アカウントはそのまま残っていた。

 

なんだかねぇ、会ったこともない方だけれども、Twitterという世界で繋がっていたので全く知らない人でもない。おそらくこの本を読まなかったら、彼が亡くなったことすら気が付かなかったと思う。冒頭にも書いたけど、この本はTwitterを通して知った本だ。偶然と言えども、この本は読むべき本として自分の前に現れた気がしてならないい。こういうことってあるんだなぁ。

 

向井さんのご冥福をお祈りいたします。

【つなぐ本】本は本をつれて来る

*!あの国の主婦たちはどんな生活をしているの?
東ドイツ・ソ連・ポーランド・ハンガリー・チェコスロバキア・ルーマニア・ブルガリアの人々の生活が覗ける。ロシアの可愛い生活雑貨など、可愛いドールが紹介するよ。

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