神恐ろしや:三浦利規著のレビューです。
実存するからより恐ろしい
サブタイトルは、宮司が語る、神社をめぐる不思議な話。
宮司さんが知り得る不思議な話ということで、怖いというより、実際こういうお仕事をされていると、いろいろな不思議な現象が起こる現場に居合わせることが当然あるのだな・・・ということが解かるエピソードが多い。
実存する神社名が数多く出てくるので、よりリアルです。
と同時に、宮司さんの仕事の幅広さも垣間見られます。
ちょこちょこ出てくる白黒写真が結構怖い!
お人形さんが出てきた時は思わず「ひぃっ」と声が出てしまった。
個人的にはゴテゴテのホラーより、
ちょっとひんやりするこういう話の方が好きだな。続編希望!!