東京MXTVの5時に夢中!で紹介された本や映画を紹介します。
新潮社の中瀬ゆかりさんが番組内のコーナーで、月に1度、3本ほど紹介しています。
以下は、おおまかなあらすじと、中瀬親方が話していたことを簡潔にまとめたものを掲載しています。
今年初めてのエンタメ番付け、どんな本が紹介されるでしょうか?
【関脇】新書:マトリ:瀬戸晴海
「俺たちは、猟犬だ! 」
本邦初! 40年間、最前線で戦ってきた元麻薬取締部部長が、日本の薬物犯罪と捜査の実態をすべて明かす。捜査官、行政官、薬剤師の顔をもつ精鋭300名の「マトリ」による激動の軌跡。
激増する薬物犯罪に敢然と対峙するのが厚生労働省の麻薬取締官、通称「マトリ」だ。麻薬、覚醒剤、MDMAなど違法薬物の摘発、密輸組織との熾烈な攻防、「運び屋」にされた女性の裏事情、薬物依存の子供の救済、ネット密売人の正体の猛追、危険ドラッグ店舗の壊滅……元麻薬取締部部長が薬物事犯の実態と知られざる専門組織の実像を全解説。薬物犯罪撲滅のために明かされた本邦初の稀少なドキュメント。Amazon商品説明より
まずは、帯にある著者の顔を紹介する親方。「俳優みたいでしょ?」と。スタジオ内に笑いが!
厚生労働省の麻薬取締官、通称「マトリ」。 よく聞く言葉ですが、実のところどんな仕事なのでしょうか?300人くらいの組織で、半分ぐらいが薬剤師さんとのこと。著者も薬学部出身とのことで、やはり薬物の知識がないと難しい仕事。言われてみればそうですが、薬剤師とマトリを繋げて考えたことはなかったなぁ。
約40年のありとあらゆるエピソードが凄いらしい。これ一冊読めば、マトリについて語れるようになるとのこと。中瀬さん、「私はマトリでなく、フトリです」と、最後に自虐ギャグ!
【大関】小説:国語教師:ユーディト・W・タシュラー
女は国語教師。男は有名作家。
再会したふたりが紡ぐ〈物語〉は、あの忌まわしい過去に辿り着く――
16年ぶりに偶然再会した元恋人たちは、かつてのように物語を創作して披露し合う。作家のクサヴァーは、自らの祖父をモデルにした一代記を語った。国語教師のマティルダは、若い男を軟禁する女の話を語った。しかしこの戯れが、あの暗い過去の事件へとふたりをいざなってゆく……。
物語に魅了された彼らの人生を問う、フリードリヒ・グラウザー賞(ドイツ推理作家協会賞)受賞作。Amazon商品説明より
オーストリアの元国語教師の著者が描くミステリー小説。
ラストの余韻が凄く、作家さんたちの間でも話題になっているそう。最近読んだミステリーのなかでも秀逸な作品だったと中瀬さん。
【横綱】映画:1917命をかけた伝令
全編、途切れることなくひとつながりの映像に見せるワンカットっぽい映画。
とにかく自分が本当に戦場に居るような臨場感がすごくて、2時間ずっと手に汗握っていて、あっという間に見終わり、しかも最後は落涙、落涙だったそう。
監督のおじいさんの話などを繋ぎ合わせた話で、リアリティもある。戦争映画のひとつの傑作だと思いますと親方。番組内で映されていた映像もずっと戦場のシーンでした。
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「マトリ」どんなエピソードがあるのか、とても気になります。 今年最初のエンタメ番付けは、なかなかハードな作品からスタートしましたね。それでは、また来月!
【過去のエンタメ番付】