明けましておめでとうございます。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。
年越しはどんな本と一緒でしたか?
私は又吉さんの「人間」です。スラスラ読んでいるようで「ページが進んでいない!」。とにかく本を開くと眠くなるという年末年始。「読書脳」もお休み中かしらねぇ?
さてさて、このブログでは毎月お気に入りをピックアップして、サイドバーで紹介させていただいていますが、1年のまとめという形で今回ダーッと見てみましょう。
毎月、とても悩みながら一冊を選んでいるのですが、ここに入らなかった素晴らしい作品もたくさんありました。
印象的だったのは、千早茜さんの「神様の暇つぶし」。千早さんのこれまでの作品の中で一番好きなものになった恋愛小説。今でも思い出すと胸の奥がうずく感じのする狂おしいほど切ない話でした。
読書は新しい作品との出合いと、好きな作家の1番を探すことの楽しさがあるなぁと感じる今日この頃です。千早さんの一冊はそんな思いを改めて感じさせられるものになりました。
海外文学では「三つ編み」。それぞれの国でそれぞれの問題を抱えながらも頑張っている女性たち。一見なんの繋がりもない彼女たち。実は海を越えて意外な形で繋がっているという、スケールの大きな展開に魅せられました。
村田喜代子さんは本当に好きな作家さんです。だからというわけではないのですが、2冊入っています。お婆さんを描く上手さは格別!「飛族」で見せた老婆のラストシーンは今もなお心の中に残っています。
その他、遠藤周作さん、久しぶりに読んだけれども、やはり面白いです。時代背景を纏った陰鬱な雰囲気が印象的。どこをとっても唸るほど上手い!
と、お気に入りと言っておきながら、レビュー掲載を忘れているという事態、今、気づきました(笑)後日、掲載いたしますのでよかったら読んでください。
新刊に追われて、読み逃している名作もたくさんあります。あり過ぎます!今年は上下巻とかの長編もじっくり読みたいなぁーと思っていますが、どうなることやら・・・。
とにもかくにも、本年もたくさんの良書を出合える一年になりますように!
これまでの毎年のお気に入りのまとめはこちら。