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【レビュー】次の人、どうぞ!:酒井順子

次の人、どうぞ!:酒井順子著のレビューです。

次の人、どうぞ!

次の人、どうぞ!

 

 

「時代は移り行く」ということが、しみじみ滲み出るエッセイ

 

お馴染み「週刊現代」の連載から50本をまとめた1冊です。
タイトルからも「世代交代」「ひと時代の終わり」を感じさせられるような内容を盛り込み、時事ネタを考察。


ひと昔前は当然だと思われていたこと、普通にあったことが全く違うこととして扱われるようになったなど、こうしてまとめて読んでいると、本当に時代は変わりつつあることが解かる。

 

スポーツ界、子育て世代、LGBT、等々の世代格差など、明らかに変化のあるものが結構あった。そして高齢化に突入し、負け犬世代もまだまだ遠い先と漠然としていた「還暦」が、徐々に目の前に見え始めて来た。それゆえの心構え的な話なども、酒井さんの考察に増えてきたように思える。

 

 

 


「楽しい老後を過ごす能力」というエッセイは、まさに私自身のご近所さんで最近起きた話と類似していて、どこでもこういう話ってあるのだなぁ・・・としみじみ。

 

とにかく動けるうちにいろんなアンテナを張って、老後に向けての知識や準備を始めなくてはならない時期に差し掛かって来たのだと実感。なんでもそうだけど早め早め、元気なうちにですね。

 

・・・なんて話をしていると、一気に高齢者気分になるのですが、本書はそれだけでなく、流行り物にチャレンジする酒井さんの姿もあり、まだまだ大丈夫!って話もたくさんある。

 

季節と一緒、寒さ、暑さを繰り返しながら春を迎えるように、まだまだ、もう無理、を繰り返しながら、ゆるりと老いを受け入れていくものなのだなぁ・・・と、思う今日この頃です。