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【レビュー・感想】女に生まれてモヤってる!:中野信子、ジェーンスー

 

 

 女に生まれてモヤってる!:中野信子、ジェーンスー著のレビューです。

 

どう頑張ってもうまくくいかないようにできている。そんな例を思いつくままに語りつくす!

 

「そんなことしたらお嫁にいけなくなりますよ。」

嗚呼、そうだった。女性なら、こんな言葉を言われた経験が一度や二度あったはずだ。「そんなことしたらお婿さんになれないよ。」なんて言われないでしょうよ、男性は。

 

こう考えてみると、女性は子供の時から男性なら言われないであろう言葉をずっと聞かされていたんだなぁ・・・改めて性差だらけな世の中であることを実感する。

 

と言うと、男性だって「男の子なら泣くんじゃない」とか言われたよ。と、反撃を受けそうだけれども、女性に比べれば、そのバリエーションは比ではないくらい少ないはず。ということが、本書を読むとよく判る。

 

 

 

 

中野信子さんとジェーン・スーさん。頭の回転が速いお二人が、様々なエピソードやデータ分析をもとに、斬りに斬りまくる対談。

 

とは言え、中野信子さんは東大ご出身で、頭の中は凡人とは違う次元で動いているので、別の意味で頭の良すぎる人の苦悩といものが垣間見えた感じです。参考になるというより、「へぇーへぇー」の連続。東大女子の東大での立ち位置みたいなものも、なかなか酷いものがあった。

 

一方、我らがジェーンスーさんは、そんな中野さんの難しくなりがちな話を、解かりやすく身近な問題に引き寄せて話してくれている。

 

全体的な感想は、共感できる部分と、そうじゃないというか、よく解らんといったものがミックスされていたかなぁ。まぁ、中野さんとスーさんもすべてが一致してるわけでもなく、それはそれで良しとしているというスタンスで出来ている一冊であるから、こちらも気楽であった。

 

色々なテーマが語られていたけれども、一番響いたのはスーさんの114ページからのコラムでした。

 

ここに「個々の幸せの形」が集約されているような気がして、読んでいて一番腑に落ちた話でした。難しいこと云々より、こちらのコラムが心をほぐしてくれるような内容で良かったです。

 

このお二人なら、本よりラジオやテレビなどでの対談を見たいかな。

スーさんにはこれらの内容をコラムにしてまとめてほしいなぁーと、思った次第です。

 

そういえば、この本でも話題に上がっていた「美人は得か」問題。

以前読んだこちらの本も面白かったですよ!

 

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