うずまきぐ~るぐる 

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【レビュー】男のきもの入門:世界文化社

 

 男のきもの入門:世界文化社のレビューです。

決定版 男のきもの入門

決定版 男のきもの入門

 

 

◆シンプルだけどこだわりたくさん!男着物

 

男着物の本を初めて読んでみました。すっかり女性着物に釘付けになっていたから、男性の着物はそれほどな~って思っていましたが、この本を読んで、自分はむしろ男着物の方が好みかも?と180度気持ちが変わってしまいそうなほど、これがまた格好いい!!のです。はっきり言ってカラーバリエーションも少ないし、小物なんかも種類が少ない。けれどもシンプルイズベスト、簡素な雰囲気の中に上質な香りがするような渋いものが多い。

紳士用の羽織がいい例です。見た目はむしろ地味な風合い。しかし、脱いだら凄い(笑)

 

「羽裏(はうら)」という部分をご存じだろうか。裏の背中部分に、まるで一枚の絵画の様に描かれたものは、もう美術品と言っても過言ではないほど芸術なのです。これを「額裏」と呼ぶそうで、見えないところにこそ、こだわる粋な美学が存在しているのです。

 

昔、リサイクルの羽織を何着か買って、外国人へのお土産にしたことがありますが、めちゃくちゃ喜ばれました。今も人気があるそうですよ!

 

本書で役に立ったのは「紬」の項目。やはや、日本にこんなに紬の種類があったとは!写真も大きく、素材の質感がかなり伝わってくるような掲載も良かったです。

 

また、素材マップという地図があったのですが、こちらも圧巻。各都道府県の染と織りが紹介されているのですが、日本はどこへ行ってもこれらと出会えるという素晴らしい国ということが改めて解る。これを一気に見られる博物館があったらいいな~。

 

最後に興味深かったのは、東西の着こなしの違いや、体型別着こなしポイント。こちらは実際体型別にモデルさんが登場。「でっ腹体型は腹の肉をすくい上げる」「スリム体型は真横に締め上げる」と、帯の締め方を実践。自分には関係ないとは思いつつも、これがなかなか面白い。その通りに締める画像を見ていると、どっちも粋な感じに仕上がっていて素晴らしい。着物ってどんな体型でも素敵に見える万能衣服なんだなーと改めて感じた次第です。

 

これ見ていると、男性にジャンジャン着物を着て欲しいなぁーと思う。どんな人でも3割増しで男っぷりが上がると思うのです。ただし、きちんと着つけてないとね。ハコちゃん(岩下尚史さん)が、とても清潔に着こなしているなぁーといつも思っています。整髪、所作、美しいですね。言葉使いも美しいですが、内容は辛辣、そこがまた楽しい方です。着物は所作を含めてって部分も大きいからちょっとハードルは高めですが、着こなせたら格好いいと思います。

色々参考になることも多く、たまには男性の着物の世界の本も良いな~~!