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【レビュー】辺境メシ ヤバそうだから食べてみた:高野秀行

辺境メシ ヤバそうだから食べてみた:高野秀行著のレビューです。

辺境メシ ヤバそうだから食べてみた

辺境メシ ヤバそうだから食べてみた

 

 

 

◆人間歯止めが効かなくなるとこんなものまで食べるんです。

 

 

「ヤバそうだけど、食べてみよう」
「ヤバそうだから、食べてみよう」

この差は大きい。って普通、後者はないだろう!
しかし、当然、高野さんは後者なのです。

あちこちに出向き変なものを食べ続けている高野さんに思わず「あんたも好きねぇ~」と、言いたくなる。高野さん、最初は「ヤバそうだけど」であったそうだが、そのうち「ヤバそうだから」に変わったそう。こうなると人間歯止めが効かなくなるらしい。そうだよね、満面の笑みで得体の知れないものを食べる瞬間の写真を見ていると、人間の慣れってすごいと思ってしまう。

高野さんが食した数々の動物や虫や魚や、何なのかも判らない物・・・・は、読んで仰天していただきたいので割愛させていただく。が、この本でちょっと異色なものが出て来たので紹介させていただきましょう。(あ、異色と言えばすべて異色なんですが(笑))

それは猫が食べている「チャオちゅ~る」です。猫飼いでないのでよく解らないのですが、この猫食、ものすごく猫に人気なんですってね。どんな猫も虜にし、狂ったように食べるという悪魔的ペットフード。

打ち上げで枝元なおみさんのお宅に行った時の話。だれかが「人間もたべられるんじゃないの」と言い出したら、枝元さんは「ちゅ~るのカナッペ」を作ってしまったそうだ。クラッカーに蕪のスライス、その上にちゅ~るをかけ、ピンク胡椒とイタリアンパセリを散らしたそうな。これが美味しいとのことで、そのうち猫と人間がちゅ~るを争う日が来るのではないかと高野氏は危惧している。ナイナイ。

ここまで何かの拍子に変なものが口に入って来るといけないという妄想に囚われ、口を開けるまいと歯を食いしばって読んでいたのですが、この話は箸休め的な感じで「美味しそうかも?」って唯一思った話でもありました。しかし、そんなほっこりオアシスのような場所からまたものすごいグロテスクな話に戻るのですが…。

冒頭の数ページは別として、お気遣いからか?料理は全てモノクロ写真です。それでも悲鳴を上げそうになる画像が多い。一見なにか判らないものから、形くっきりの盛り合わせなどなどが続々と登場。一番の驚きは人間の…。

やぁ。。。なんかもう皺がかなり増えたんでないか?と思うほど、眉間にしわを寄せながら読んでましたわ。身体は強張るし…。救われるのは高野さんが存分に楽しんでいることかな。嫌々やっていない、ある意味実験君っぽいノリなのでたまにずっこける話もあったりするのがまた良いところ。

しかしとにかく気の弱い方は無理しないようにですな。
モノクロとは言え結構な写真がありますので、ページをめくる時はソロリソロリとお願いいたします(笑)

 

 

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