ほじくりストリートビュー:能町みね子著のレビューです。
ほじくってます、気になるあの場所。
地図を見るのが苦手な私ですが、グーグルマップ様が登場してからはほぼ迷うことがなく目的地に到着できるようになった。ほんと便利ですよね。
で、本来の目的以外にもたまにあちこちグーグルで旅する私。
「あの店、もうないんだ」とか、「ここら辺は変わらないな~」なんて国内に留まらず、海外にまで飛んでしまい時間を浪費することしばしば。
そんな地図好きの心をくすぐる本書。
能町さんならではのちょっとマニアック感ただよう場所の数々を覗く。
能町さん、相当地図見てるんだろうだろうな~と感心させられるほど興味深い場所の正体を明かしていきます。
「どうしてこうなったのだろう?」という不思議な空間が世の中にはたくさんある。
特に東京は狭い土地に住宅が密集していることもあり、無理くりこうなったという妙な場所があちこちに存在。
路地脇の壁がまさかのマンションの土台部分だったなんてちょっと想像し難い。たぶん知らなければなんの違和感もなく通り過ぎてしまうのだろうけど、その全体図を知ったら「おぉおお!!」となること間違えなし。
地図だけでは分からない面白発見があったのは能町さんが現地に出向いたからこその賜物。「なぜか通りに背を向けた自動販売機」なんて実際歩かなきゃ見つけられないですもの。
さてさてお楽しみはまだまだ続く。
そもそもこの本を知ったのは本が好き!のレビュアーさんの書評。「死んだ後に見るスタバ」という部分に興味を引かれたから。
二子玉にあるこのスタバ。これを見るにはどうも時間帯が重要なようですが、ここの風景は是非肉眼で見てみたいものです。
ということで、グーグルの「黄色い人」になりたい人は是非一度この本を!
uzumaki-guruguru.hatenablog.com